結婚が決まり、親への挨拶が済んだら、次のステップは「両家顔合わせ食事会」です。両家の顔合わせは、今後の関係性を決める大切なイベントです。
両家の顔合わせで印象が悪くなってしまうと、今後の結婚式や結婚生活にまで、影響してくる可能性があるため、ぜひとも成功させたいですね!
初めてのことで緊張感が漂う中、「両家顔合わせ食事会」がスムーズに進むように、当日の流れや準備、挨拶の仕方などをお伝えしますね。
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「両家顔合わせ食事会」はどうして必要?
どうして、両家の顔合わせのお食事会をしなくてはならないの?
それはね、両家が一緒に食事するのは、お互いの親睦を深めるのが目的よ。
結婚は当人同士だけではなく、親やその家族とも関わっていきますからね。
結婚したら、相手の親や親族と付き合っていかなくてはいけません。婚約したことの確認と、結婚式や披露宴について、両家がそれぞれの気持ちを話すことで、今後のトラブルを避けることができます。
失敗しない「両家顔合わせ食事会」はだれが出席?手土産は?
両家顔合わせ食事会の出席するのは、基本的には結婚する当人たちとその親です。きょうだいや祖父母などが同席したいという場合は、相手の意向を聞いて問題なければ出席してよいでしょう。
手土産は無理に用意する必要はありませんが、一方が用意してもう一方が用意していないという場合は、気まずくなる可能性もあるので、事前に確認しておきます。
用意する場合、金額の目安は2,000~5,000円程度で、相手の親の好みに合ったお菓子や名産品などがおすすめです。
失敗しない「両家顔合わせ食事会」準備の手順
それぞれの親を紹介し合うため、準備も顔合わせの当日も、結婚するふたりが進めていきます。
- 日程を決める
- 場所を決める
- 食事の費用分担を決める
- 当日の流れを決める
日程を決める
両家顔合わせ食事会は、結婚式当日からの6~3ヶ月前に行うのが一般です。両家の親のスケジュールを聞いて、ふたりで日程を調整しましょう。
場所を決める
顔合わせの日程が決まれば、次に場所を決めます。会場の形式としては、落ち着いたレストランや料亭など、人目を気にしなくてもよい個室がおすすめです。
食事会の費用分担を決める
食事代については、最近は親を招待するという形で、当事者ふたりが費用を負担するケースが増えています。または、お互いの両親がそれぞれ負担するケースもあります。
どちらかが遠方の場合は、食事代だけでなく、交通費や宿泊費もかかるので、お互いの親としっかり相談して決めるようにしましょう。
当日の流れを決める
両家の顔合わせは、ある程度段取りを決めて、ふたりで進めていきましょう。場合によっては、はじめて両家が顔を合わせるのですから、段取りを決めておかないと、当日グダグダになってしまうかもしれません。
自己紹介の時間を作ったり、記念写真を盛り込んだりして、緊張を和らげてリラックスできるような、プログラムを組んでいくのもよいですね。
失敗しない「両家顔合わせ食事会」にふさわしいの服装
当日の服装は、食事会の雰囲気や形式にふさわしいく、両家で格を合わせることが大切です。顔合わせなので、お互いの礼儀として、きちんとした服装でのぞむのがマナーといえます。
父親や男性は基本的にスーツ、母親や女性はワンピースやアンサンブルスーツなどが定番ですね。振袖もおすすめです。
真夏であれば、カジュアル過ぎない服装で、両家の承諾を得てれば、ノーネクタイにしてもよいでしょう。
失敗しない「両家顔合わせ食事会」席次
顔合わせ食事会の当日は、男性・女性ともに、それぞれの親と待ち合わせて、お店に行くようにします。そうすれば、親が道に迷うことなどもなく、家族単位で到着できます。
両家の顔合わせは結婚するふたりが親をもてなす形が一般的なので、席次はふたりが末席、両家の親が上座になるように座ります。出入り口に近い方が末席です。
一般的には、入り口に近い席に女性側の家族が座りますが、絶対に守らなくてはいけないものではないので、例えば女性側の両親が年齢が上だったり、希望があれば逆になっても問題はありません。
失敗しない「両家顔合わせ食事会」当日の流れ
席に着いたら、いよいよ顔合わせのスタートです。ここでは食事会でのおおまかな流れについて解説します。
- はじまりの挨拶
- 乾杯の挨拶
- 家族紹介と自己紹介
- 記念撮影
- 結びの挨拶とお礼
はじまりの挨拶
何事もはじまりは大切です。全員がそろって着席したら、一息ついて男性が最初の挨拶をします。両家の顔を見ながらハッキリとした口調で。
今日はお互いの親睦を深めることができればと思っています。
おいしい食事とともに、楽しい時間を過ごしていただけると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします。
乾杯の挨拶
その後、乾杯をします。乾杯の音頭は男性側の父親が行うのが一般的ですが、ふたりで話し合ってふさわしい人にお願いしてもOKです。全員で乾杯をします。乾杯の挨拶は簡単で手短なものがベストです。
家族紹介と自己紹介
家族紹介では、新郎新婦がそれぞれの両親や家族を紹介します。事前にふたりで家族紹介の順番とタイミングを決めておくとスムーズに進むでしょう。
名前の紹介だけでなく、仕事や趣味、性格、最近のエピソードを交えて話せば、親近感も増し、お互いのことも知ることができますね。
記念写真
忘れずにやっておきたいのが記念撮影です。両家が集まって写真を撮る機会はなかなかありません。両家の集合写真は食事の前でも後でも良いですが、しっかり写真におさめておきましょう。
結びの挨拶とお礼
最後は結びの挨拶です。ふたりから両家の親たちへの感謝の気持ちを伝えます。
未熟なふたりですが、温かく見守っていただけますよう、末永くよろしくお願いします。
その後、男性本人、または男性の父親が結びの挨拶をして、食事会は終了です。
「両家顔合わせ食事会」挨拶で気を付けたいNGワード
両家の顔合わせ食事会で、気を付けたいNGワードがあります。それは、新郎新婦をあだ名や呼び捨てにすることです。○○さんと「さんづけ」で呼ぶと好印象ですね。
相手の義父さんを呼ぶときも、結婚する前なので「義父さん」「義母さん」ではなく、「○○さんの義父さん」「○○さんの義母さん」と呼びましょう。
話題においては、政治や宗教、知人・親戚の病気や離婚話、他人の悪口は、雰囲気が悪くなるので絶対にタブーです。
失敗しないために顔合わせの当日の「しおり」をつくる
両家の顔合わせ食事会の当日が、どうしても不安であれば、当日のためのしおりを作ってはいかがでしょうか。当日のしおりは、食事会の進行、ふたりの自己紹介など、お互いの親のために作ります。
枚数も少ないので、パソコンで手作りしてもよいですね。当日話題にしたいようなことや、伝えたいことを、いれておけば、話題や質問にもつながり、話題が活発になるメリットがあります。
最後には必ず、ふたりのために時間を作ってくださった、両家の両親に対して感謝の気持ちを込めた挨拶文を入れましょう。
失敗しない「両家顔合わせ食事会」まとめ
いかかでしたか?結婚顔合わせ食事会は、だれもがはじめてで緊張しています。きちんと進行を決めておくことで、場の雰囲気が引き締まり、和やかな時間を過ごすことができるでしょう。
これからは、お互いの親をふたりで大切していくという気持ちが伝わるように、おもてなしを精一杯努めましょう。ひたりで共同作業することで、愛情も深まりますね!
ふたりにとって、理想的な温かい結婚式・結婚生活につながるような、楽しい食事会になるお役に立てれば嬉しいです。
ブライダルエステ エルセーヌ
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