実は危険?流行りの16時間プチ断食におけるデメリットとは?

美容にも健康にも良いと女性の間でも流行っているプチ断食。近年、ファスティングダイエットなる言葉を耳にする機会も多いのではないでしょうか。

数日に渡る断食はハードルが高いですが、1日の中で「食べない時間」を設け、内蔵を休ませる時間を作るプチ断食は、その手軽さが魅力で試したことがある人は多いはず。

しかし何事でもそうですが、メリットもあればデメリットもあります。正しく行わないと逆に危険な場合もあるということを今日はお伝えしたいと思います。

「美容・ダイエットのために試したい」、「健康に良いなら試したい」と思っている方はぜひ最後まで読んでいただき、有益なプチ断食期間にしましょう。

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そもそもプチ断食を行う理由って?

プチ断食をダイエット目的で行う人も多いと思いますが、本来の目的は、「人間のもともと持っている機能を正常に働くようにする」ことにあります。

人は何か胃に入れたら、そこから消化を終えるまでに7〜8時間ほどかかります。つまり、3食の間が8時間以下だと胃腸は休む暇がないのです。

加えて、食事以外にもおやつなど間食をすれば、年中無休で営業状態です。しかし、多くの人が8時間以内には何かしら食べていると思います。私たちの胃腸は知らない間にずっと働いているのです。

休みなく仕事ばかりして疲れている人を見かけたら、「少し休みなよ」と声をかけたくなりますよね。それと同じで、私たちはもっと胃腸に休息の時間を与えてあげるべきなのです。

1日の中で、胃腸をお休みさせてあげる時間を作る。これがプチ断食です。

プチ断食のやり方

細かいやり方は人それぞれなところもありますが、基本は同じです。

プチ断食の中でもメジャーなやり方として16時間断食(8時間ダイエット)があげられます。

これは、例えば、朝の8:00に朝食を食べたら、8時間後の16:00までの間に昼食、夕食を食べる。それ以降は固形物は食べず、胃腸を休める時間を作るというものです。

朝8:00に始める人もいれば、10:00から始める人など、自分のライフスタイルに合わせて進められるのがポイントです。ただ、寝る3時間前には食事は済ませておくべきなので、逆算して考える必要があります。

1日の中で、8時間の間は食事ができ、食事が取れない残りの16時間も通常6〜8時間は睡眠しているため、実質8〜10時間我慢すれば良いだけなのです。

プチではなく、がっつり断食をする場合は、通常始める1〜2日前から「予備断食」と呼ばれる、断食のウォーミングアップを開始して、通常摂取しているカロリーの8割程度に抑える期間が必要になります。

これは、食べる量を徐々に減らしていくことで、体に慣れさせていくことを目的としています。断食中は、水分のみ摂取していきます。ここでは、水のみという人もいれば、野菜ジュースやスムージーはOKなど、人によって様々です。

断食終了後は、数日かけて「回復食」と呼ばれる消化に優しい食事を取る必要があります。このように、通常の断食は、簡単に始められないハードルの高さがあるのです。

それに比べてプチ断食は、食事の制限が少なく、始めやすい・続けやすいのが魅力の一つです。

よく言われるメリットとは?

胃腸の老廃物が体内から消えていくため、デトックス効果が期待できます。血行が良くなり、肌にも良いと言われています。また、胃腸を休ませると免疫力も上がり、体調も崩しにくくなります。

他にも便秘にも効くなど、女性には嬉しい効果ばかりがよく聞かれています。そして何より結果的にダイエットにつながるのです。

プチ断食の本来の目的はダイエットではないと冒頭でお話ししましたが、食べられる時間が減るので自ずと体重は落ちていきます。

続けると食事の習慣が改善し、少しの量で満足できたり、うす味でも美味しく感じるようになります。身体に良いものを求めるようになるのです。

精神的な面でも、プチ断食は通常の断食に比べ、時間の制約の中では食事がとれるため、イライラせず続けることができます。

デメリットはどこにある?

今までの話を聞くと、あまりデメリットは無いのではないかと思われるかもしれません。しかし、実は、プチ断食には健康を損いかねないリスクが潜んでいるのです。

まずは、朝食を食べないことで起きるリスクがあります。16時間断食では、自分のライフスタイルに合わせて実行する時間を決められると前述しましたが、10:00〜18:00の間のみ食事を取れるとすると、朝ごはんは抜きということになります。

日本では若者世代の朝食の欠食率が高いと指摘されており、深刻な問題になっています。朝食抜きだと学力が落ちたり、体内時計が乱れることから肥満になりやすいというデータもあります。

また、朝食抜きで運動をした場合、低血糖になりやすいとも言われ、危険なことも多いのです。朝食は1日の始まりであるため、欠かさず食べることが大切です。

次に、栄養不足があげられます。8時間の間でしか食事ができないため、カロリーは抑えることも可能です。

しかし、同時に身体に必要なミネラルやビタミンまで不足してしまうのです。これらの栄養素が欠如すると、冷え性が悪化したり、貧血、生理不順になったりします。特に女性には困ることばかりですよね。

逆に、1日の中で8時間しか食べられないということで、食べ過ぎてしまう人もいます。

そうなれば必然的にカロリーも過剰に摂ってしまいますし、逆に痩せにくい身体になってしまいます。時間の制約の中でなんでも食べて良いわけではないのです。

栄養不足も食べ過ぎも、どちらもバランスをしっかり考え、プチ断食中はいつも以上に身体にとっていいものを摂取する必要があるのです。

そこが意外と難しく、逆に体調が悪くなってしまう人もいるため、始めるには事前にしっかり学ぶことが大切です。

まとめ

16時間断食について述べてきましたが、皆さんはどのように考えますか?メリットがあれば、もちろんデメリットもあることを理解していただけたと思います。

・断食の本来の目的はダイエットではなく、健康な身体作りにある
・胃腸には休む時間が必要
・プチ断食はライフスタイルに合わせて実行できる
・メリットも多いが、しっかりやり方、自分の身体を理解しなければむしろ危険な行為でもある

身体とは不思議なもので、とても正直です。私たちはもっと身体の声に耳を傾けてケアしなくてはなりません。

ただ痩せたいから、ただ流行っているからと単純な気持ちで始めるのではなく、一度まずはしっかり自分の身体を理解するところから始めてみませんか?

人生100年時代。健康な身体で過ごせるよう自分にあったやり方で始めましょう。