朝起きて「会社めんどくさい」、「行きたくないな」と思うことってありますよね?でも休むわけにはいかないし、自分にムチを打ちながら会社へ向かう。そんな「会社がめんどくさい」を抱えている方も多いのではないでしょうか?
この記事では「会社がめんどくさい」に悩まされている方へ、その原因と種類、対処方法を紹介します。この記事を参考にすることで、あなたの「会社がめんどくさい」が少しでも改善することを願っています。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/seeelefant-%E3%83%AD%E3%83%96-%E5%8B%95%E7%89%A9-1787007/)
基本、人間は「めんどくさがる」生き物だと知る
そもそも人間はめんどくさがる生き物です。あなたも私もです。目の前を歩いている出来そうなビジネスマンも、いつも笑顔で穏やかなあの人も、何かに対して、めんどくさいと感じています。
世の中にあふれているサービスも、人間のめんどくさいを代行してくれるものがほとんどです。例えば、料理を作るのがめんどくさいと感じる人がいるから、料理屋さんやおそうざいを売っているお店があるわけです。
自分が好きなこと、得意なことにはめんどくささを感じませんが、嫌なことや不得意なことは、誰でもめんどくさいと感じます。
日常生活や仕事をしていくとき、全てが好きなこと、得意なことで埋まっている状態なんてありません。めんどくさいと感じるのは人間なら当たり前と考えて、自分だけではないと気付きましょう。
では次項から「会社がめんどくさい」理由や対処法をご紹介していきます。
会社がめんどくさいのは疲れやストレスが原因
会社がめんどくさいと感じるとき、まずチェックして欲しいのは疲れやストレスが溜まっていないか?ということです。忙しい毎日の中で、身体やココロの状態を、自分では把握できていない場合が多いからです。
もし疲れやストレスが溜まっていると感じたら、睡眠時間を長めにとったり、ストレスを発散したりしてみましょう。疲れやストレスを発散すると、めんどくさいといった気持ちから解放されるかもしれません。
私もぐっすり眠れた次の日は身体がスッキリし、「会社に行くのがめんどくさい」と思わない日が多いなと発見したことがあります。
会社がめんどくさいと感じる理由は2種類
それでもめんどくさいという感情があるなら、次のことを意識してみてください。
会社がめんどくさいと感じるのは、
・”人間関係によるもの”なのか
・”行動によるもの”なのか
めんどくさいという感情にはこの2種類があります。前者はそりの合わない上司や噂好きの同僚など、職場で「人間関係がめんどくさい」と感じるケースです。
価値観の違う相手に合わせようとして、ストレスを感じ「めんどくさい」気持ちになる場合になります。後者はやらなければいけない事に対して「めんどくさい」と感じるケースです。
複数の作業を同時にやろうとするとき、あれもしなくては、これもしなくてはと一気に考え過ぎて「めんどくさい」気持ちになる場合になります。
これらは、どちらも仕事のパフォーマンスに影響してしまう原因になるため、自分の「めんどくさい」がどちらのケースなのか整理してみましょう。
次項から「めんどくさい」の2つの原因、”人間関係によるもの”と”行動によるもの”に分けて、それぞれの対処法を解説していきます。
会社がめんどくさいと感じた時の対処法 人間関係編①
・嫌いな人と関わらない
職場では100%なくすことは難しいですが、苦手な相手や嫌いな相手とは極力関わらないようにします。
仕事上どうしても相手のことを気にしたり、話したりしなければいけない時もありますが、そういったことを意識して減らしていきましょう。
例えば、
- 連絡は可能なかぎりメールで済ませる
- 出社時間や休憩時間をずらす
- なるべく距離をとり、目線を合わせないようにする
など、直接的な関わりをできるだけなくすようにすると「めんどくさい」と感じることが少なくなっていきます。
会社がめんどくさいと感じた時の対処法 人間関係編②
・嫌なことは断る
自分の思いや意見を相手に伝えられるようになれば「めんどくさい」が少なくなってきます。
「相手に合わせてしまう」「嫌われたどうしよう」と思うかもしれませんが、仕事に支障をきたさないのなら無理に愛想よくする必要はありません。
はっきり自分の意見を言ってみると、案外すんなりと相手が聞き入れてくれることもあるものです。私の場合は、何か頼まれて嫌だと思えば、相手の目を見て『無理です』とだけ言うようにしています。理由などは述べません。
下手に理由を説明すると、そこにつけ込んで条件提示してくる相手もいるからです。冷たい印象を与えるかもしれませんが、「めんどくさい」から自分を守るには有効なので、一度試してみてください。
会社がめんどくさいと感じた時の対処法 人間関係編③
・自分軸をもつ
他人は他人、自分は自分という考えをもつことは「めんどくさい」を減らしていくうえで、とても大切です。結局、会社でも日常でも「めんどくさい」ことが多いのは、相手に合わせ過ぎていることが原因になっています。
「相手の意見も理解したい」、「自分の意見も分かってほしい」という考えは、仕事をするうえでは大事なことです。
しかし全てを理解するのは不可能に近いため、そんなときは無理に理解し合おうとせず、他人は他人、自分は自分と割り切ってしまうことが大切になってきます。
アドラー心理学の嫌われる勇気ではないですが、相手に合わせ、自分に嘘をついてしまった結果、長く後悔してしまうことがないようにしましょう。では次に”行動によるもの”への対処法を見ていきます。
会社がめんどくさいと感じた時の対処法 行動編①
・1mmでも動く
行動で意識したいことは、とにかく「1mm」でも動いてみようと意識してみることです。あれもこれもと考え過ぎて、めんどくさくて行動できないときは誰でもあります。
そんなときは何でもいいので、手を動かしてみてください。書類を作らなければいけないなら、まずノートパソコンの画面を開くだけでもいいのです。
そしてまずは一行だけ書いてみようとしてください。一文字だけ打つでもかまいません。人間には作業興奮という便利な機能がそなわっています。
ちょっとだけのつもりで始めた作業が、いつのまにか、すごくはかどっていた。ということが、これまでにあなたにもあったのではないでしょうか。
この「1mmでも動く」は一流ビジネスパーソンにも取り入れられているマインドです。めんどくさいと感じたときは思い出してやってみてください。
会社がめんどくさいと感じた時の対処法 行動編②
・優先順位をつける
今日一日やるべきことに優先順位をつけます。TO DOリストと呼ばれていますが、ますはやるべきことをリストアップしてみましょう。
めんどくさいと感じるときは、やるべきことが頭の中に漠然とある状態です。まずはやるべきことを書き出してみましょう。
それだけでも、頭の中が整理されて、手をつけやすくなります。そして、その書き出したリストに優先順位をつけるのです。
優先順位をつけることで、何にどれだけ時間を費やせば良いのかが、おぼろげながら見えてきます。そこまでいけば、しめたものです。
あとは、上から順番にこなしていけばいいので、取り組みやすくなります。めんどくさいと感じる心理的負担は大幅に減っているでしょう。
会社がめんどくさいと感じた時の対処法 行動編③
・はじめから完璧を目指さない
はじめから完璧を求め過ぎると、行動することが億劫になります。めんどくさいと感じてしまう人には完璧主義者が多いと言われているので、気をつけたいポイントです。
先述したように、1mm でもいいので動くことから初めてください。まずは始動し、トライ&エラーを繰り返してゴールを目指すようにしましょう。
あのGoogleやAppleでさえ、リリースする商品は未完成です。ユーザーからのフィードバックを参考にして、徐々に商品をアップグレードしていきます。結果、顧客満足度の高い商品を作り出します。最初から完璧を目指していません。
アメリカの企業が強いのは、そのような考えがあるからです。日本の企業は完璧な商品を作り上げてからリリースする傾向があるため、世界に遅れをとっているのかもしれませんね。
話が大きくなってしまいましたが、これは個人でも生かせるマインドです。めんどくさいと感じたら、完璧を求めず、まずは未完成のものを目指してみてはいかがでしょうか。
最後に
「めんどくさい」は誰にでもあるテーマです。自分だけが悩んでいるのではなく、周りで働く人も、街ですれ違う人も、日々何らかに「めんどくさい」を感じて生きています。ただ「めんどくさい」は対処可能な感情です。意識次第で減らしていくことができます。
あなたが感じる「めんどくさい」は”人間関係”が原因なのか、”行動”が原因なのかを見極めて少しでも改善できるようにしていきましょう。