「無職生活も最初は気楽で楽しかったけど、今はむしろ苦痛…」
「社会からおいてけぼりにされているような感じがして、どんどんストレスが溜まる」
このように感じている無職の方は多いのではないでしょうか。ここでは無職時のストレスの原因と対処法についてご紹介します。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E5%A4%9C-%E6%9A%97%E3%81%84-quinceanera-2549572/)
無職生活はストレスだらけ!
無職になったばかりの頃は仕事に行かなくてもよい解放感や、ゲームや漫画を好きなだけ楽しめることが嬉しくてたまらないものです。
しかし、そんな生活も一か月もすれば飽き、次第に無職生活のストレスがつらくなってきます。
自分自身で「会社をやめ自由になりたい」という決断をし、無職になる人も多いですが、想像以上のストレスに参ってしまっているケースはたくさんあります。
つらい無職生活から脱出するためには、ストレスの原因と対処法をしっかり把握し、健康なメンタルを取り戻す必要があるでしょう。
無職時のストレスの原因はさまざま
無職時のストレスの原因はたくさんあります。
- 貯金がドンドンなくなり、自由に使えるお金が少ない
- 家族や友達からの冷ややかな目やプレッシャー
- 無職の引け目から、友達や親せきにも会いづらくなりドンドン孤独になる
- つらい無職の時間がずっと続くように感じてしまう
- とにかく暇
他にも無職ならではのストレスの原因はたくさんありますが、なかでも「お金」「張り合いの無い毎日」「周囲からの冷たい視線」が特にきついのではないでしょうか。
無職時のストレスへの対処法
無職時のつらいストレスへの対処をせず、ストレスを抱えながら生活を送り続けると場合によっては、うつ病などの精神疾患を患うこともあります。
無職の人に限らず、運動はストレス解消に非常に有効です。
散歩だけでも効果は期待できますが、週に数回汗をかくような運動を取り入れればさらに効果的でしょう。あと、孤独はメンタルを蝕みます。
相談できる人がいれば相談をしましょう。たとえ問題が解決しなくても人に相談するだけで気持ちはラクになるものです。
相談できる人がいない場合はSNSの趣味つながりで友達を見つけるのもいいでしょうし、場合によってはカウンセリングを受けるのも有効です。
周りと比べたらストレスになる
無職で家に引きこもることが多いと、どうしてもマイナスな思考がたくさん浮かんできます。仕事で活躍している同級生や結婚している同級生などの情報を見聞きすると、
「それに引き換え自分は無職で家にばかりいる…」
などと卑屈な気持ちが湧き上がります。しかし、あなたはあなたです。他人と比べるのは意味がありません。
たとえ、この先就職をしたとしても自分より仕事ができる人や年収が高い人はいくらでもいるものです。人と比べてしまったら永遠に幸せになれないので、「過去の自分と比べて成長しているか」という一点に集中しましょう。
無職生活は節約スキルが必須
無職生活のストレスを少なくするためには、無駄な出費を抑える節約スキルが欠かせません。貯金がドンドン無くなっていく恐怖心は想像以上に強いストレスです。
まずは日々の出費で無駄がないかをチェックし、無駄を見つけることが先決です。例えば、読書が好きな人であれば毎月本を購入すると思いますが、図書館で借りれば無料で読めます。
発売したばかりの新刊は図書館にはありませんが、その代わり時を経ても色あせない名著がたくさんあります。そういった本からは深い学びを得ることができるので、自己成長に役立ちます。
あとはあまり使っていない定額のサービスなども無駄な出費になりがちです。利用しないサービスは思い切って解約しましょう。
無職であることを気にしない人と付き合う
孤独は大きなストレス要因になりますが、とはいえ無職であることを引け目に感じ、友達や知り合いと会いたくないという気持ちが起こるのは仕方のないことです。
無職である自分を見下してくるような人と会うと余計ストレスが溜まります。しかし、皆が皆無職であることを馬鹿にしてくる人ばかりではありません。
働いているか、無職であるかを気にせず一人の人間として接してくれる人もいます。そういう人は肩書だけで人を判断しない優れた人間性の持ち主だと言えるのではないでしょうか。
そんな素晴らしい人と出会うチャンスは多くはないと思いますが、あきらめずに行動を続ければいい出会いもきっとあります。
有り余る時間を有効に活用する
無職であることの最大の財産は時間があることです。時間があることを「暇で退屈」だと感じれば、ストレスになってしまいますが、その時間を自己成長にあてれば充実感を得ることができます。
読書はお金もかからず、手軽で自己成長につながりやすいでしょう。ビジネス書を熟読し、実践すれば就職してからも職場で活躍できる人間になることができます。
社会人でも本を読む習慣が無い人はたくさんいます。ビジネス書を読む習慣がある、というだけで差をつけることができるでしょう。
知識があれば自分の進むべき道も見えてきます。無職で時間があるうちに自分を磨くのもよいと思います。
無職を卒業し、就職をすればストレスをやっつけることができる
ここまで無職時のストレスへの対処法をご紹介してきましたが、最大の対処法は就職して無職を卒業することです。そうは言っても数か月、数年単位で無職だった人は何から始めていいかわからないかもしれません。でも、心配はいりません。
転職エージェント等の転職支援サービスを利用すれば、プロと一緒に就職活動を進めることができます。
自分一人で就職活動をすると仮に就職できたとしてもブラック企業に入社してしまうかもしれませんが、転職サービスの相談員にしっかり相談しながら就職活動を進めていけば、そういった可能性を下げることができます。
自分の可能性を信じ、自分に最適な職場へ就職し、素晴らしい人生を歩みましょう。