新人指導でイライラしてしまう方へ、どのような対処法がいいのか、どのような心構えであるべきなのかを注意点も含め紹介していきます。
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新人を迎え入れイライラしない為に同じ目線に合わせること
新人を迎え入れる時に自分の目線ではなく、新人の目線に合わせてあげる事でイライラを避ける事ができます。
まず自分自身の目線を変える事、新人の目線ではなく、あくまで自分の目線で見てしまうと、何故こんな事もできない、わからないんだと思ってしまいます。
新人の目線に立つことが一番相手の気持ちを理解でき、新人に対してのレベルに合わせる事ができる為、目線を合わせるという事は非常に重要な事で、自分の成長へも繋がります。
新人の目線に合わせられるという事は自分の意見を押し付けず、新人の意見をしっかり聞けるという事。
なので目線を合わせるという事は新人にも自分にも良いことなので取り組む姿勢が必要であることがわかります。
新人を迎え入れイライラしない為に年代意識をもたないこと
新人を迎え入れた際、年代によって生まれるジェネレーションギャップが必ず生まれます。
「自分の時はこうだったのに今の人はこうだから理解してもらえないんだよな」という意識を持つことはイライラしてしまう原因にもなります。
ジェネレーションギャップは必ずあるもので、ジェネレーションギャップがあるという認識を持つことが必要です。
生まれた年も育った環境も違うわけなのでそこに対して、意識を向けてしまうのは逆に時間の無駄になってしまうので、まず新人に対しての年代を理解しコミュニケーションを計った上で、新人の環境を理解してあげるのは必要な事です。
理解をしていくと新人に対してこうしてみようとか違う形で接していく事ができるようになり、それができるようになれば自分自身の能力も上がり、新人からも自分の事を理解しようとしてくれる人と思われ信頼関係も構築できると考えられます。
新人指導と自分の仕事が重なりイライラしない為の方法
新人指導と自分のやるべき仕事の時間が取れない事でイライラしてしまう原因になります。
自分は新人指導で忙しいから他の人に自分の仕事を任せるという事は非常に難しいですし、頼まれた人も嫌になりますが、自分自身の仕事が進まないと、新人の覚えが悪いからだと新人のせいにしてしまう事もあります。
その結果イライラしてしまい新人に強く当たったりしてしまう事もあります。
そうならない為にも、自分でスケジュールを立てる事が必要になり、スケジュールも頭の中で立てるのではなく、メモ帳などに記載しそのスケジュールに合わせて動いてみる事が必要です。
立てたスケジュールに対してうまく出来たのか?ダメだったのか?をその日に思い返し次回に繋げて行くとスケジュール作成も上手くなっていくようになります。
スケジュール作成というのは新人指導だけでなく仕事を行っていく上で必要な力なってきますので、この機会に身につけていいと考えられます。
新人指導でイライラしてしまった時の解消法
色々思考錯誤した中でも新人教育でイライラしてしまった場合の解消法を紹介していきます。
新人とはいえども人間同士の問題なのでわかりあえない事も少なからずあります。そんな時は割り切る事も必要です。
割り切ると言っても好き嫌いとは別で、好き嫌いの感情で教育をしてしまうと平等に教育はできなくなってしまいます。新人に教えるべきことを公平に教えていき、その中で割り切って付き合っていく事です。
新人教育と言っても仕事なので、仕事をこなすと考えを割り切って接して行く事も大事です。
仕事ができない新人の口癖にイライラしない方法
仕事ができない新人には共通した口癖があります。
よく使われるのが『わかりません。』『知りません。』この言葉をよく使う新人はいますが、この言葉は考えていない発言が多く、
こういう言葉に対して、新人にもっと考えてから回答していほしいと、求めてしまうとこちらがイライラしてしまう結果になってしまいます。
またそれを繰り返されてしまうと、こちらの言葉も強くなり場の雰囲気が悪くなり、新人のやる気をそいでしまう事にもなりかねます。
そんな時は『じゃな何でこうなるのかな?』と一緒に考えてみようというのも必要であり、答えばかり伝えてしまうと相手はより考えなくなってしまう事もあるのです。
それなら一緒に考え、考える力を身に着けさせ、考えた答えに賛同してあげましょう、そこから間違っていたらこうゆうのもいいんじゃないかなと伝えてあげるのも必要だと思います。
それにより自分自身も冷静になれるので、こうだという考えを一旦落ち着かせる事ができるようにしましょう。
仕事ができない新人にイライラしない為のコツ
仕事ができない新人の特徴的なのがメモを取らない事です。仕事をして行く上で、メモを取るという事は、『私はあなたの話を聞いています。』という意味になり、新人指導をして行く上でメモを取る事を伝えるのも必要な事です。
メモを取る意味というのは自分自身の仕事をして行く上でのマニュアルになるからです。
そのマニュアルがあればいつか1人で仕事をするときでも、それを見返せば毎回聞かずに、1人でもできるようになれるからという旨を伝える事で、メモ一つでも意味がある事を伝えてあげる事は重要です。
それでもメモを取らない場合は失敗したときに再度メモを取ってみようかと伝える事は必要です。そこで自分自身も3回までは許してあげましょう。
指示待ちの新人にイライラしない方法
新人教育の中で、2人に1人はいる指示待ちの新人です。
言われないと動かず、言われてないからわかりません、など自分は指示してもらってないから動けなかったと解釈している新人は少なくありません。それによって動いてくれない新人にはイライラしてしまう原因になります。
そんな新人には同じ目線に立って、一から最後まで指示を出してあげ、そして次は1人でやって見てもらう事がいいと思います。
そこで1人でやった時に気づく事は少なからずあるはずなので、そこで気づいたことを一緒に思い返して次の行動に移せて行ければいいと思います。
できて当たり前だとは思わず、できないで当たり前と根気よく、教えて行く事が重要です。
ミスを連発してしまう新人にイライラしない対処法
ミスを続けてしてしまう新人も珍しくはありません、同じ内容のミスを繰り返してしまう、そういう新人の原因は仕事に関しての責任感が乏しい事だと思われます。
ミスを続けてしまうというのは、人の話を聞いていないという事にもなり、注意されたことに対して、次回改善策などはたてずその場限りで過ごしてしまう事。
先ほどでも挙げたがメモを取らないというのはミスも起こしやすいです。任されているという責任感はなく、言われたからやっただけ言った人の教え方が悪いと解釈す場合もあります。
その様な新人は同じようなミスを繰り返しやすい為、こちらも何回も同じ事を言わされイライラしてしまう原因になってきます。
その場合対処法とすると、今回起きたミスをなぜ起きたのかを一緒に考えてあげる事が重要です。
そして次回からの改善策も一緒に考えてあげ、そのことによって相手が捉えるのは教え方のせいではなく、自分にも非があったのかと、考える材料にもなります。
一緒に考えるというのは相手にとっても考えるという能力を身に着けられることになる為、重要な事です。
まとめ
これらの内容を含め自分自身、新人についてイライラしない為に言えることです。
新人を教育して行く上で大切なのは、新人だけではなく、自分自身の行動や考え方も重要であることが大切です。
自分自身の勉強の材料でもある新人教育ができて初めてもう一つの仕事ができるようになったと会社側からの評価にも繋がります。
また新人教育というのは不思議な事で、自分が教えた新人はその内容を次の新人にも同じように教えて行くので、教え方一つで次の教育にも繋がって行き、それが引き継がれていくという楽しみもあります。
新人教育というのは、一つの家族関係と似ており、自分の子供に物事を教えているのと同じような事で、子供は最初は右も左もわかりません。
ただ子供なりにもできるようになろうと努力しており、その努力しているのをなんでこんなこともできないんだと、怒ってばかりいると子供もいつかは嫌になりやらなくなってしまい、考えることができない指示待ち人間になってしまいます。
これは新人に対しても同じ事が言え、同じ目線で考えて話してあげるというのは、子供であれ新人であれ、上にいるという人間には重要なことであり、教育という事の大事さがわかります。
一緒に考え、一緒に行動してあげるというのは、人と人なのでいつかはお互い理解できる環境になっていくはずです。
人はロボットではないので、感情がある生き物、お互いに言い合える環境になってこそイライラするという原因は消えていくものです。