「仕事を辞めたいけど、次の仕事が決まって無いが大丈夫だろうか?」こんな不安を抱えながら毎日を過ごしていませんか?
仕事が決まらないと退職できない、そんなことを言っていたらずっとモヤモヤした気持ちで働かなくてはなりません。それってすご~くもったいない時間です。
この記事では、仕事を辞めたいが次が決まっていない場合の対処方法と、具体的な転職方法をご紹介いたしていきます。自分に必要な箇所を読むだけでも参考になる内容です、目についた項目から読んでみてくださいね。
仕事を辞めたい人ってどのくらいいるの?
「このご時世に仕事を辞めてしまって大丈夫なんだろうか。。」
会社に勤めることが当たり前と思っている方はこんな風に考えて当然のことだと思います。
マイナビの調査によると、
”正社員の転職率は、調査を開始した2016年転職率(3.7%)から年々増加しており、2019年では7.0%。特に20~30代男女で大きく伸びており、若い世代の転職が活発に行われていることが分かる。
転職に関する考え方として、「転職は前向きな行動である」と回答した割合が68.3%で、調査以来最多に。女性20代~30代では特に肯定的に捉えられている(20代女性:81.6%、30代女性:74.1%)”
引用:https://www.mynavi.jp/news/2020/04/post_22977.html
と発表されています。
また、厚労省の調査結果によると大卒で1年以内の離職率は11.5%、3年以内の離職率は31.8%と、3人に1には退職しているんですね。
近年は「転職=後ろ向き」という概念は少なく、むしろ追い風ムード。「辞めたいと思ったら辞める」と決断するのはもはやスタンダードな世の中なのです。
次がない状況での退職のデメリットは?
転職する人が珍しくは無いと分かっても、「次の仕事が決まっていないと退職するのは不安」と考える方もいるでしょう。仕事が決まらない=無職 の状態は、自分にとってどんなデメリットがあるのか、まずは不安の原因を考えてみましょう。
金銭的不安
仕事が無い=お金が無い
次の仕事が決まっていないのに退職することへの不安は、「お金」が関わってきます。
仕事していても足りない、もしくはギリギリだったのに辞めてしまったらなおさら無理なのでは?そう思ってしまいますよね。
しかし、そこをずっと考えていても仕方ありません。できることから始めていきましょう。
まずは減らせる支出をピックアップするのです。
●通信費を減らす(格安スマホ)
●無駄な会費は無いか(月額〇百円など、使わないのに払っていたものを解約)
●娯楽費用(ゲーム課金、パチンコ、飲み会)
●家賃(退職したら実家に帰る)
●食費(退職したら自炊メインにできるか?)
などなど。今からできることや退職したら削減できるお金など、まずは試算してみましょう。そこから「〇か月は収入無くても大丈夫」「月に〇円稼げればとりあえずは生活できそう」と自分が月に最低いくらあれば生活できるかが見えてきます。
金銭的不安はまず支出を減らす!
精神的不安
「仕事を辞めてしまって次が見つからなかったら家族や友人の目が怖い」「社会から取り残されてしまうのでは」
このように「世間体」が気になるために退職を躊躇してしまう方もいます。特に男性は気にすることが多いようです。
社会的責任=会社に勤める という価値観は令和の世の中になってもまだまだ根強いですし、特に地方はこの傾向は強いでしょう。
そんな時は世間体という精神的苦痛と、今の職場で働き続けた場合の苦痛を比べてみてください。
そして、世間体からくる苦痛の方が強ければそのまま勤務したら良いし、現状維持の方辛いのなら退職をおススメします。
後述いたしますが、探す努力さえ怠らなければ仕事はいくらでもあります。仕事が見つからなかったらどうしよう。。と考えるより、どう見つけるかを考えて行けば良いのです。
精神的不安は、多かれ少なかれ誰にでもありますから、より少ない方を選択しましょう。
精神的不安はより少ない用を選ぼう!
なぜ辞めたいのか、今一度考えてみよう
ここで改めて考えていましょう。「自分はなぜ辞めたいのか?」その理由によって次の道は変わってきます。
職場の人間関係が合わない
人間関係の合わない職場なら即退職をおススメします。
8時間近くいる場所で人間関係が合わないのは正直最悪です。
おそらくこれまでも相手に合わせようとしたり、自分を変えようと行動したりと努力してきたのではないでしょうか。その努力が報われず今に至るのであれば、違う環境を探しましょう。
給料が安い
低賃金だけが辞めたい理由であれば、条件を交渉してみてはいかがでしょうか?
賃金交渉は日本企業では、特に中小企業ではあまり聞かれない話かもしれませんが諸外国では当たり前のように行われています。ヘッドハンティングも盛んです。
「給与が安いので退職を考えています。」と伝えることで、手当が付与されたり新しいプロジェクトに任命される可能性があります。まずは上司に相談してみましょう。
これまでの勤務実績やスキルを振り返り、交渉するか否かはよく考えなければなりませんが意外と上手くいくこともありますよ。
今の仕事にやりがいが無い
やりがい=何かをするだけの価値 ですね。
こちらも先ほどの給与のパターンと同じで、交渉する価値ありです。辞める覚悟での交渉なので、ダメモトでチャレンジしてみましょう。納得のいく条件で無ければ予定通り辞めればいいのです。
なぜ辞めたいのか?理由を分析しよう
次の仕事はいつまでに決めたらよい?
仕事を辞める、その時から無職の期間が発生しますね。
この「空白の期間」はどの程度なら転職に支障はないのでしょうか?
平均的な転職活動は一般的に 3か月から6か月程度 と言われており、殆どの企業ではアルバイトなら1年以上空いてもさほど問題にしていませんが、契約社員や正社員の場合は1年以上の空白期間は理由を聞かれます。
この理由をきちんと伝えることができなければ、1年以上の無職期間は印象は良くありません。「スキルアップのために勉強をしていた」「就職活動をしていたが決まらなかった」などの理由はマイナスにはなりにくいけれど「なんとなくフラフラと。。」「特に理由はありません」としか説明できなければ採用される確率はかなり低いです。
次の仕事が決まってないまま退職を考えている方は、「6か月以内に何らかの職を見つける」ことを目標に、意味のない空白期間を作らないよう活動しましょう。
次がないけど退職するタイミングは?
次の仕事を見つけるまでの期間を最長6か月と考えると、退職の意向はいつ伝えるのがベストでしょうか?
結論、退職を決意したらできるだけ早めに担当者に伝えるのがベスト。
「今の時期は繁忙だから」「〇〇の案件が終わったら言おう」などとタイミングを計っていると、ほとんどの方は機会を逃していきます。
そもそもベストなタイミングって人それぞれなので、最終的に結果が良ければそれがベストだったということなんです。いつ言おうか時間をかけて悩むなら、さっさと退職の意志を伝えて次をどうするかに時間をかけることが重要。
仕事を辞めて次はどうする?①転職
最長6か月程度とお話をしましたが、次が決まるのは早いに越したことはありません。
次の仕事を早く見つけるためにはどうしたらよいでしょうか?
現在の有効求人状況を見てみましょう。
厚生省の資料によると、2020年6月は有効求人倍率は1.11倍と6か月連続で下がっています。
業界別に昨年比の数値を見てみると、
●生活関連サービス業、娯楽業・・・34.8%減
●宿泊業、飲食サービス業・・・29.4%減
●建設業・・・2.6%増
全ての業界で下がっているわけでなく、業種によっては増えているところもあります。日本全体としての数値はこのような結果ですが、求人状況は地域や本人の希望によって異なってくるので自分の状況で考えるとまた違った数値になってくるでしょう。
自分に合った転職先を見つけるには 転職エージェント に相談することが一番の近道。
大手の転職サイトなら、1人1人に担当エージェントがつくので自分に合った転職先を探すことができます。担当者との相性もあるので転職サイトの登録は複数しておきましょう。
登録するだけなら退職を決める前にもできる簡単な作業です。
経歴を振り返ったり希望条件を考えたりと、改めて自分の希望を見つめなおすことで新たな道が見えてきます。
希望する条件を提示すれば、後日それに合った情報を入手することができるだけでなく現職の良いところも悪いところも客観的に知ることができますよ。
求人数No.1 リクルートエージェントはこちら
20~30代の転職におススメ マイナビエージェントはこちら
30代におススメ ビズリーチはこちら
女性におススメ パソナキャリアはこちら
中途採用の求人が増える時期は2・3月と8・9月と言われていますが、この時期にこだわる必要はありません。転職活動は即行動が大事。活動したからといってすぐに退職しなければいけないわけではありませんので、早めに行動に移しましょう。
仕事を辞めて次はどうする?②個人で稼ぐ
「せっかく仕事を辞めるのだから、次はフリーランスを目指そう!」このように考える方も多いのではないでしょうか?
日本のフリーランスの数は年々増加しており、2015年の913万人から2019年には10987万人と20%近く増えています。
引用:【ランサーズ】フリーランス実態調査2019年版」https://speakerdeck.com/lancers_pr/huriransushi-tai-diao-cha-2019nian-du-ban
労働人口比率では16%と、フリーランスを選ぶ人たちが増えており、テレワークや不況による突然の解雇などが話題になっている2020年は「フリーランスブーム」になりそうな勢いです。
フリーランスになりたいけど、何からしたらいいの?という方におススメなのが「クラウドソーシングサービス」を活用することです。
ネット上で「仕事をして欲しい人」と「仕事をしたい人」を繋いでくれるサービスで登録者が最も多いクラウドワークスには300万人が登録者しています。
仕事の内容は、コンペ方式のデザイン作成やデーター入力、在宅秘書などなど様々な職種と業種が募集されていて、クライアントと直接交渉をして受注する仕組みです。
クラウドワークス:https://crowdworks.jp/
ランサーズ:https://www.lancers.jp/
また、個人で作品やスキルを販売できる「スキルマーケット」というサービスもあり特技や趣味で稼ぐ道もあります。
ココナラ:https://coconala.com/
BASE:https://thebase.in/
スズリ:https://suzuri.jp/
個人で稼ぐということは、企業に勤めるように 入社=月給確保 とはなりません。
会社勤めのように時間や人間関係の制約が無いかわり、稼げるかどうかは自分の努力次第です。いきなりフリーランスの道を選ばずとも、まずは最低限の生活費を稼げるくらいのアルバイト職に就き、空いた時間でフリーランス活動をする方法もあります。
いずれにせよ「個人で稼ぐ力」はこれからの世の中では必須スキルになっていくことは間違い無しです。
やっぱり今の会社で頑張る
転職活動をやってみると、「あれ、結構今の環境って良い方なんじゃない?」と気付いたり、企業に所属しながら趣味や特技で稼ぐことも視野に入ってきます。そう思ったのであれば無理に退職する必要はありません。振出しに戻ったような気がしますが、退職しようとモヤモヤしていた時とは明らかに違います。今の会社の良さやを認識したり、別の目標を持ちながら勤務することは高いモチベーションで仕事に取り組むことができるので退職を考えていた時よりも生産性が高い仕事ができますよ!
仕事を辞めたいけど次がない!退職と転職のタイミングはいつ?:まとめ
「次の仕事が決まって無いけど、退職したい」と考えている時間は焦りと不安から精神的にも苦しい状態です。
ここから早く抜け出し、次への一歩を踏み出すお手伝いとしていくつかの方法をご紹介いたしました。
現在の不安や希望を再認識することで、進むべき道が見えて来たのではないでしょうか?
1.転職は当たり前の時代
2.無職である期間の自分にとってのデメリット
3.6か月を目途に転職する
4.転職サイトに登録する
5.個人で稼ぐ手段も検討する
是非これらの方法を試してみて、自分に合った仕事を探しましょう!