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簿記3級は独学で合格できる?学習する際のポイントとは

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「日商簿記3級は独学で取れるって聞いたけど本当?」
「具体的にどうやって勉強したらいいの?」

この記事ではそんな方のために

・日商簿記3級は独学で取得可能なのか

・学習する際のポイント

についてお話していきます。

日商簿記は、大学生をはじめ多くの方に人気の資格です。

特に近年は、個人で稼いでいくという考えが広まってきていることもあってか、簿記の知識を求める方が増加しています。

この記事を読んで、あなたも簿記の勉強を始めてみてください。

簿記3級の学習はスキルアップにつながる

最初に独学か否かにかかわらず、簿記を勉強するメリットについてお伝えします。

簿記を勉強すると経理や会計の職に就くことができたり、自分で事業をしている方は確定申告に役立ったりします。

また、簿記は会社経営の基礎を理解するために必要な知識ですので、簿記を理解していると転職活動の際に評価されることもあります。

さらに簿記の資格を持っておくと、公認会計士や税理士という道も選択肢に入れることができるようになります。

簿記3級を独学する際のテキストの選び方

簿記を独学するときのテキストの選び方を紹介します。テキストは最新のものを選びましょう。その年度に合わせて、削除されたり追加されたりする分野があるからです。

簿記のテキストは、初心者用から上級者向けのものまで販売されています。簿記の基礎をしっかり勉強したい方は、イラストや図のついた初心者用を1冊持っていると良いでしょう。

簿記の用語や仕訳は特有のものなので、短期間で習得したい方は、通常のテキストを1冊、または途中から少しレベルアップしてもう1冊購入し、集中して勉強していくのがお勧めです。

1冊のテキストを補う形でもう1冊を勉強していくと、より深く理解していくことができます。

簿記3級を独学するメリットは

簿記は年々難易度が高くなっている資格ですので、以前ほど独学での取得は楽ではありません。しかし、独学で取得することにもメリットがあります。

一番のメリットは、自分のライフスタイルの中で勉強時間を確保できることです。簿記を習うための時間を無理に作る必要がないというのは、とても魅力的なことです。

次いで、資格取得にかかる費用が少なくて済むというメリットがあります。

習うとなると、テキスト代の他に授業料も払わなくてはいけませんので、どうしてもお金がかかってしまいます。
その点独学であれば、勉強にかかるお金がテキスト代だけで済みます。

簿記3級の独学の方法とは

簿記を勉強する際は、まずテキストを1冊読んで簿記の流れを全体的に把握し、借方・貸方の基本、勘定科目の記入の仕方を理解、その後は問題を解きながら練習の繰り返しです。

仕訳は、日々の取り引きを、借方(左)と貸方(右)に勘定科目を分けて記入していくのですが、3級ではテキスト1冊分(100問くらいの問題)を解けるようにしておけるよう、テキストの問題、問題集の問いを何度か解いておくことをお勧めします。

仕訳のパターンが理解できると、その後のポイントの高い問題(試算表や精算表)も解いていくことができます。

テキストに出てくる問題を解いた後は、トレーニングの問題集や過去問を解いて、問題の意味をつかんで問題を解く力を身に着けていきます。

簡単な問題を解いてから、試験に近い問題を解いていくまで何度も練習する必要のある分野もあるかもしれません。その場合、パターンをいくつか覚えると、楽に問題を解けることがよくあります。

簿記3級を独学するときのモチベーション維持方法

独学では、モチベーションの維持が難しいときがあるかもしれません。特に、予定している期間に対して高すぎる目標を立てたときに、勉強が進んでいないように感じます。

モチベーションを維持し続けるためには、短期間に集中できるタスク型の目標を立ててみることをお勧めします。

勉強時間の設定も大切ですが、1日、1週間、1か月に進むテキストのページ数を決めるというように、進める勉強の量で計画を立てるほうがより達成感があります。

そして、時間に少し余裕を持ち、復習と予習ができるようにすると、しっかり記憶することができます。

簿記3級に合格するまでの勉強時間は

簿記3級を独学する場合、平均的に100~150時間位必要だと言われています。

最短で2か月という方の話もよく聞きますが、基礎から学ぶなら、通常は3か月~5か月、半年くらいはかかると思って勉強の計画を立てるほうが良いでしょう。

1日に平均すると2時間から3時間くらいで、週に40時間から72時間と、1週間ずつでも人によって違いがあります。

週40時間のペースだと、100時間の勉強時間を2.5か月で終えることができるので、計算上2.5か月で合格可能ラインということになります。

しかし、勉強時間は目安として考えていただいて、テキスト内容を把握し、問題を解く力を身に着けることを目標にしていくなら、合格に近づくことができます。

簿記3級と2級の難易度

簿記の難易度はどのくらいなのでしょうか。日商簿記3級は、合格率が40%前後で、合格点は70点です。

3級の平均勉強時間数は、やはり100~150時間、期間は独学と全体を含め1~3か月間、その中で独学の方は8割となっています。

ですから、簿記を独学で勉強し、3級に合格する方が多くおられます。

しかし、2級になると、勉強時間が3級の2~3倍、勉強期間は2.5倍以上と増加しており、難易度が高めに合わせて勉強量を増やしている様子です。

データでは、独学の方はスクールに通うより短期集中型で勉強し、資格を取得するケースも多いという報告も出ています。

まとめ 簿記を独学してスキルアップする

ここまで、簿記を独学するメリットや学習のポイントをお伝えしてきました。簿記は、特有の面がありますが、1度理解すると次からはとても分かりやすく、問題もどんどん易しく感じられます。

勉強をつづけて資格を取得できるなら、履歴書に書けますし、次のステップに進めるかもしれません。簿記を楽しみながら、ぜひ目標を持って独学を続けていきましょう。スキルアップを目指して、学習のポイントを参考にされてみてくださいね。