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実はやばいって本当!?大卒フリーターとは?

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「大学出てもやりたい事が見つからず、結局フリーターに…」、「正社員よりもフリーターの方が縛りが緩くて気楽」、「フリーターだけど今の生活でも満足している」
ちょっと待って!それ、本当に大丈夫!?やばい?
ここでは大卒フリーターのメリット、デメリットを紹介します。
今一度立ち止まって考えてみては如何でしょうか。

(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E5%BE%8C%E3%82%8D%E5%A7%BF-%E7%94%B7%E3%81%AE%E5%AD%90-%E6%9F%B5-%E5%B1%8B%E5%A4%96-3993492/)

1.そもそも大卒フリーターとは

1991年に厚生労働省よりフリーターとして定められているのは以下のような定義です。
“中学校卒業後の年齢15歳から34歳(以下若年者)で、在学していない者のうち、以下の条件を満たす者
現在就業している者については、勤め先における呼称が「アルバイト・パート」である雇用者
現在無業の者については、家事も通学もしておらず「アルバイト・パート」の仕事を希望する者”
引用元:wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC#%E5%AE%9A%E7%BE%A9)

現在の日本の25歳~34歳の人口は約1300万人と言われ、そのうちフリーターである人口は約160万人。
約12%がフリーターとして働いているという事になります。
参考元:2020年2月14日公表「労働力調査(詳細集計)2019年(令和元年)平均(速報)」(https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/nen/dt/pdf/index1.pdf)
2020年6月22日公表「人口推計 令和2年6月報」(https://www.stat.go.jp/data/jinsui/pdf/202006.pdf)

今回はそのフリーターの中でも、大卒と言う学歴を持ちながらもフリーターの道を歩んでいる方々に焦点をあて、紹介していきます。
では彼らはどうして大卒の学歴を持ちながらもフリーターの道を選択したのでしょうか。
実はフリーターにはいくつかメリットが存在しています。次項ではそれをご紹介します。

2.大卒フリーターの良いところ

さて、フリーターとして働くには以下のようなメリットがあります。

・プライベートを優先した働き方が可能
アルバイト・パートとして雇用されている場合は、希望する労働時間や勤務日数を提出し、シフトを決めるといったケースが多々あります。
その為、プライべートを充実させながら勤務するといった事も正規雇用より低いハードルで実現することが可能です。
大学を卒業したが、そこでは本当に学びたい事が学べなかったのでフリーターで生活費を稼ぎながら勉強しなおす、と言った事も可能です。

・副業が可能
正規雇用の場合、副業を禁止している企業は多くみられますが、フリーターであれば可としている企業も増えてきています。
明確な夢を追っている方や、様々な経験を積んでおきたいといった方等には大きなメリットになりえます。
注意点として、フリーターでも副業を禁止にしているケースも存在するので、企業側が提示している条件を確認しておくことが大切です。

・転勤になる事が無い
フリーターとして働く場合、基本的には勤務地の変更がありません。
正社員の多くは転勤を頼まれても断れない風潮が日本ではまだ根強く残っていますのでこれもメリットになりえます。

・簡単に辞める事が出来る
フリーターは契約内容が簡易なものなので、辞めたいと思えば簡単に辞める事が可能です。
自分に向いているかわからない仕事も気軽に挑戦することも出来、向いていないと思えば辞める事が出来ます。

こういった様々なメリットがフリーターにはありますが、もちろんデメリットもあります。
事項ではそのデメリットもご紹介します。

3.大卒フリーターのやばいところ

・雇用が安定しない
まずは何と言っても雇用の不安定さでしょう。
前項でも「フリーターは簡単に辞める事が可能」という事をメリットとして上げましたが、それは雇用先から見ても同じく、フリーターは簡単に解雇する事が可能という事です。
アルバイトには雇用期間が定められ、契約更新をしなければそこで雇用が終了するのです。

・将来の計画が立てづらい
雇用が安定しない、いつまで同じ働き方ができるとは限らない、といったところから将来の計画は立てづらくなります。

・大卒であるといったブランドを無駄にしてしまう
「大卒」や「新卒」と言った言葉を聞いた事があると思います。
高卒の新卒とは違い、大卒という学歴を確保した新卒は企業から一種のブランドとして見られます。
大卒後、フリーター歴が長くなってしまうと「そろそろ就職して身を固めるか」と言った事も難しくなってしまいます。

・社会的な信用が無い
社会的な信用が無い事もデメリットとなります。
正規雇用ではなく、いつ今の生活が変わるかわからないリスクと常に隣り合わせという事で、車や家を購入する際のローンが組めなかったり、クレジットカードを作るといった事ができなくなる可能性があります。
また、賃貸も借りられなくなるリスクもあります。

4.大卒フリーターはやばい?やばくない?

ここまでで紹介した大卒フリーターとして働くメリット、デメリットを踏まえると、もしあなたに明確に夢があり、その夢に向かっていく下積みとしてフリーターとして働くというのであれば悪くない選択と言えるでしょう。
しかし特に何も目的がなく、「ただ気楽だから」「楽だから」「今の生活で満足しているから」といった理由でフリーターを選択するのはあまりお勧めは出来ません。
今が気楽、今の生活で満足できていたとしても、いつまでもその生活が続くとは限りません。
常にリスクと隣り合わせだという事をよく認識しておく必要があります。

5.もし夢が叶わなかった場合は更にやばい!

大卒フリーターを続けて、夢を追い続けても万が一その夢が叶わなかった場合、あなたは高い年齢、専門的なスキルもなく経験もないという就職に不利なものばかりが残る事になります。
前項では「悪くない選択」と言いましたが、それは叶う範囲の夢、目標を抱いている場合です。
もし夢を追う際にも、具体的ではない夢を追う場合は猶更、最低限のリスクマネジメントとして、夢が叶わなかった場合について考えておく必要があります。

6.大卒フリーターってやばいじゃん!どうすればいいの?

ここまでで大卒フリーターが現実的には「やばい状況」だと理解していただけたとは思います。
それではその大卒フリーターの不安定な立場の脱却や、デメリットを軽くする為には具体的にどうすればよいのでしょうか?
それは大きく分けて2つです。
まずは夢を追う時間を確保したい、というのであれば
・雇用先に頼らず自分で稼いでいけるスキルを身に付ける
もしも夢が叶わなかった時に備え、二の手、三の手を用意しておく必要があります。
次に、やりたい事が見つからない、やプライベートを重視したいというのであれば
・転職エージェント等を利用して就職を考える
といった事です。
本当に自分はやりたい事がないのか。プライベートを大切にしながら就職することは不可能なのか、と見つめなおす事も可能です。

7.大卒フリーターのデメリットを軽くするためには?

ここまでで申し上げた通り、大卒フリーターがやばい理由として、雇用が不安定といったものがあります。
いつ契約が終了になってしまうかわかりません。
大卒と言う学歴があれば、拘らなければ就職先はいくらでもあるでしょう。
しかし夢を追い、年齢を重ねてしまうとどんどん少なくなってしまいます。
そこで、雇用先に頼らず自分の力で稼げ、もし夢が叶わなかった場合でも就職に少しでも有利になる専門的なスキルや経験を養う事が大切です。
幸い現代の日本ではインターネットが普及しており、クラウドソーシング等も盛んです。
大卒フリーターとして夢を追う合間にそういったところで少しずつ仕事をこなしてみるのも一つの手です。
専門的な知識が少なくても受注可能なライティングの依頼を受けてライターとしての経験を積んでみるのもいいですし、プログラミングの勉強をしてみるのもいいですね。

8.やばい大卒フリーターを脱却する為に

次に転職エージェント等を利用して就職を考えるといった事についてです。
もしあなたが「やりたい仕事がない」や「自分の時間を大切にしたい」といった理由でフリーターを続けているのならばお勧めです。
転職エージェントサービスではあなたにマッチしそうな企業を一緒に探してくれたり、一般には非公開としている求人情報等も紹介してもらえます。
現在は大卒と言った学歴や若い年齢もあり、あなたを必要としている企業は多く存在します。
しかし、時間が経つにつれ年齢が上り、就職に不利な項目が多くなってくると転職エージェントサービスを利用したとしてもあなたが本当にやりがいを感じられる仕事を紹介してもらえる可能性は少なくなります。
ですので、もし大卒フリーターに不安を少しでも感じたのであれば早めの就職を考える必要があります。

9.最後に

如何でしたでしょうか?
「夢があるから」「今の生活が楽だから」と言った理由でフリーターをしているのはリスクが大きいとは思いませんか?
「大卒と言う学歴があるから、やばくなったらいつでも就職できる」と考えていたりはしませんか?
今もうその「やばい状況」になっているかもしれません。

あなたの人生ですので、何を選ぶかはあなたの選択です。
しかし、他でもないあなた自身の人生です。少し立ち止まり深く考えてみるのもいいかもしれませんね。