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簿記の勉強時間・難易度と効率的な勉強法とは?

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「簿記資格があれば、就職や進学に有利って聞いたことがあるけど実際そうなのかな」

「簿記を勉強したいけど、どのくらい時間が必要なのかな」

と考える人は、よくいらっしゃると思います。

そこで今回は、日商簿記3級~1級にかかる勉強時間・難易度と効率的な勉強法をまとめました。

この記事を読んでもらえたら、簿記の勉強イメージが持てるようになりますよ。

簿記検定とは

簿記とは、会社やお店のお金の流れを帳簿に記録するためのルールを学ぶものです。

会計知識は、社会人として持っておくべき必須のスキルです。

簿記の資格を持っていることで、大企業への就職の可能性が高まり、経営を考えている人には、帳簿の管理が万全になり、経営上の不安が減ることが予想されます。

そして、現時点で経理や会計事務所員などの会計職についている人は、簿記1級を取得することで、資格手当を得られるだけでなく、早期昇進に繋がることもあります。

簿記検定 難易度&勉強時間

3級 

日商簿記3級の合格率40%

簿記3級は、簿記の入門資格と言われていて、はじめて簿記を勉強する人でも受かる可能性があります。

難易度はそれほど高くなく、しっかり対策を立てて勉強すれば合格できると言われています。

勉強時間は、2~3カ月 150時間程と言われています。

2級

日商簿記2級の合格率25%

2級に合格するには、3級の知識が身についている前提で、6~8カ月 350~500時間程度と言われています。

簿記2級では新たに工場で使われる簿記「工業簿記」が試験範囲に追加されます。

1級

日商簿記1級の合格率10%

1級に合格するには、3級と2級の知識がすでに身についている前提で、800~2000時間が必要と言われています。

会社や学校に行きながら毎日2時間を勉強時間にあてるとすると、毎日順調に勉強を進められる人でも、少なくとも約1年はかかると言われています。

簿記1級では、2級でも試験範囲だった商業簿記、工業簿記の他、新たに会計学、原価計算の2科目が追加され、4科目となります。

効率的な勉強方法(共通)

まとめノートではなく「ミスノート」を作る

ノートと言えば、要点をまとめるノートを連想しがちですが、

「まとめ」はテキストに書いてあるので書きません。

過去問や問題集を解いたときに、ミスしたところを「ミスノート」に書くのです。

そのときに、日付・ミスした内容と原因・今後の対策を項目別にノートを取り、復習したあ

とに問題集を解くという勉強法を繰り返すことで、実力アップへと繋がりますよ。

効率的な勉強方法(簿記3級)

ポイント
  • 問題の特徴&何割得点取ればいいのかをチェック
  • 試験本番で、得点できるように作戦を立てる
  • 日商簿記3級→第1問→第3問→第5問→第2問→第4問の順に解く

【日商簿記3級 問題の特徴】

・日商簿記3級は、大問5問で構成されています。

第1問 仕訳                配点20

第2問 補助簿・売掛明細表・勘定記入    配点8~12

第3問 試算表               配点28~32点

第4問 伝票記入・勘定記入         配点8~12

第5問 精算表               配点28~32点

制限時間120分

なぜ、第1問→第3問→第5問→第2問→第4問の順に解くのかと言うと

第1問→得点がたった5問で20点と高い

第3問・第5問→得点比が高く、比較的簡単

第2問・第4問→得点比が低く、難易度のバラつきが大きい、出題範囲も広いため、確実に得点を取るのは難しい

ということは・・・

第1問・第3問・第5問を正解できれば、76点取れるので、十分合格できるというわけですね。

仕訳・試算表・精算表を得意科目にしましょう

効率的な勉強方法(簿記2級)

  • 問題の特徴&何割得点取ればいいのかをチェック
  • 試験本番で、得点できるように作戦を立てる
  • 日商簿記2級→第4問・第5問の工業簿記から先に解く

【日商簿記2級 問題の特徴】

・商業簿記

・工業簿記

の2科目から出題されます。

日商簿記2級は大問5問で構成されています。

・第1問・第2問・第3問→商業簿記

・第4問・第5問→工業簿記

大問は1問あたり20点満点なので、全部で100点満点

なぜ「第4問・第5問の工業簿記から先に解く」のかと言うと、日商簿記2級では、問題の

難易度にバラつきがあるので、比較的易しく得点を取りやすい項目を先に、というわけです。

ですので、過去問を解くときは本番のように、第4問・第5問の工業簿記から解くようにしましょう。

工業簿記を得意科目に

工業簿記の問題で確実に点を取るために、しっかり時間を取って勉強しましょう。

そのために、商業簿記の前半の学習を手早く終わらせ、難しいとされる連結会計と

工業簿記の勉強時間を確保するのが大事です。

効率的な勉強方法(簿記1級)

  • 相対試験を理解して対策する

【日商簿記1級 試験の特徴】

・商業簿記

・会計学 計90分

(休憩)

・工業簿記

・原価計算 計90分

簿記1級の合格ラインは総得点の70%以上ですが、各科目には足切り設定がされているため、それぞれの科目で40%以上の得点が必要です。

また、1級は相対試験と考えられていて、相対試験は基本傾斜配点です。

採点の時に

・正答率の高かった簡単な問題→後付けで点数を多めに設定

・正答率の低かった難しい問題→後付けで点数を低めに設定

したがって・・

正答率の高い簡単な問題を確実に得点すること

が基本です。

難しい問題に時間をかけて、しかも間違えてしまうと大幅な時間ロスに・・

相対試験への対策

「みんなが解ける問題」には大きな配点が来ます。

①まず全ての問題に目を通す

②最も簡単そうな問題から手を付ける

難問は避ける!最悪捨ててもいいです。

点数を取れるところで取ればOKという考えですね。

【注意点】

工業簿記・原価計算では、最初の1問で出した答えを基にして、それ以降の問題を解いていかなければならない出題形式のため、最初の問題を間違えてしまうと全部の問題が不正解に・・

2級と違い、部分点狙うことは難しいので、一貫性のある理解が必要になります。

インプットよりもアウトプット重視で

勉強するとは、まずテキストなどで論点を理解するインプットと実際に問題を解くアウトプットの2つに分けられます。

試験を突破するためなら、アウトプット中心の勉強の方が時間の短縮に繋がります。

5割~6割、理解が出来たら次へ進んで、なるべく早く過去問や本試験形式の問題集に取り掛かりましょう。

最初は過去問をしてみても、わからない点が多いと思うのでその時は、潔く解答をみましょう。

解説を見て、理解して試験問題に慣れることが重要です。

そして、上記で説明した「ミスノート」に書いていきましょう。

これの繰り返しで、正解率が徐々に上がっていくのが実感出来ますよ。

インプット3割 アウトプット7割が理想

まとめ

今回は、日商簿記の資格について興味がある人に向けて、日商簿記3級~1級にかかる勉強

時間・難易度と効率的な勉強法をご紹介しました。

少しはイメージが持てたでしょうか。

日商簿記の資格があると、就職や進学だけに留まらず、あらゆるビジネスシーンで活かすことが出来ます。

何かと役に立つ一生ものの資格ですので、ぜひ取得を考えてみてください。

【簿記検定 難易度&勉強時間】

◎日商簿記3級の合格率40%

 勉強時間は、2~3カ月 150時間程度

◎日商簿記2級の合格率25%

 勉強時間は、6~8カ月 350~500時間程度

◎日商簿記1級の合格率10%

 勉強時間は、1年~2年 800~2000時間程度

【効率的な勉強方法(共通)】

◎まとめノートではなく「ミスノート」を作る

 過去問や問題集を解いたときにミスしたところを「ミスノート」に書く

【効率的な勉強方法(簿記3級)】

◎日商簿記3級→第1問→第3問→第5問→第2問→第4問の順に解く

 得点の取りやすい仕訳・試算表・精算表を得意科目にする

【効率的な勉強方法(簿記2級)】

◎日商簿記2級→第4問・第5問の工業簿記から先に解く

 比較的易しく得点を取りやすい「第4問・第5問の工業簿記から先に解く」

【効率的な勉強方法(簿記1級)】

◎1級は相対試験と考えられていて、相対試験は基本傾斜配点

 正答率の高い簡単な問題を確実に得点することが基本!!

◎相対試験への対策

「みんなが解ける問題」には大きな配点が来る

①まず全ての問題に目を通す

②最も簡単そうな問題から手を付ける

【インプットよりもアウトプット重視で】

◎試験を突破するためなら、アウトプット中心の勉強の方が時間の短縮になる

 インプット3割 アウトプット7割が理想