「不安をなかなか解消できない……」こう悩んではいませんか?解消しようと思ってもできないくせに、放っておくと厄介なことになる、不安はなかなか面倒ですよね。
今回は、不安を放置するとどうなるか、そして不安の解消方法について紹介していきます。ぜひ参考にしてくださいね!
不安は誰の心にもある!
実は、不安は誰の心にもあります。不安は大なり小なり誰もが持っていて、私たちは生活の中で、それらの不安に対処しながら生きているのです。
ところが、不安に対処できずにため込んでしまうと、感情が爆発してしまったり、最悪の場合「うつ病」などの心の病気に発展してしまいます。ため込まないために、適宜不安を解消する必要があります。
つまり、重要なのは不安を持たないことではなく、不安を上手に解消できるかどうかなのです。
不安を解消できずにため込む人の特徴
では、不安をため込んでしまう人には、どんな特徴があるのでしょうか。不安をため込んでしまう人には、考え方に共通点があります。
実は、不安をため込んでしまう人は、「不安なことについてクヨクヨと考え続けてしまう」という癖があります。
ふと暇な時間ができたら、すかさず不安なことについて考えてしまうほど、不安をため込んでしまう人たちは、不安なことについて考えてしまっているのです。
そして、不安なことについて考え続けることにはさらなる弊害がありますので、次で紹介します。
不安を解消できないと、ますます不安になる
不安を解消できないと、そのことでますます不安になるという「負のスパイラル」に陥ってしまいます。
人間は、世界を自己投影によって意識しています。どういうことかというと、自分の気分がいい時は世界が明るく希望に満ちて見え、逆に気分がよくない時は、世界が暗く絶望的に見えるということです。
なので、不安な状態を引きずったままでいると、世界が絶望的に見え、そのことでまた不安になる……というように、不安の連鎖が起こってしまうのです。
不安の解消方法は?
では、どうやって消せない不安を解消すればいいのでしょうか。それは、以下の5つです。
- 不安な気持ちを言語化する
- フォーカシング
- 生活リズムを整える
- 自分を甘やかす
- 瞑想
不安な気持ちは、消そうと思っても消せない時があります。そんな時は、上記の5つを実践してみてください。きっと不安が緩和されたり、解消されたりしますよ!
それぞれの具体的な方法については、次章以降で紹介していきます。
不安の解消方法① 不安な気持ちを言語化する
不安をため込んでしまっている人は、まず不安な気持ちを言語化して吐き出してみましょう。不安な気持ちを書き出したり、言葉にするのは、心理的ストレスの軽減に役立ちます。
また、不安を言語化して吐き出すことによって、免疫機能も高まります。
特に不安を感じやすい性格なら、毎日日記をつけるのがオススメです。毎日日記で不安を吐き出せば、不安をため込むことがなくなり、快適に生きられますよ。
不安の解消方法② フォーカシング
フォーカシングは、不安な気持ちにあえてフォーカスすることで、不安を解消する心理療法の一つです。具体的な方法は、以下の通りです。
- 感じている不安を心の中に思い浮かべ、不安の位置する場所や大きさをイメージする
- イメージした大きさを元に「体の〇〇の部分に直径×㎝くらいの不安の塊がある」と心の中で何度も呟く
- 1〜2を、不安がなくなるまで繰り返す
「本当に効果があるのか?」と疑いたくなるような内容ですが、これは人間の感情の性質を利用した方法です。感情は「感じ尽くす」と自然と解消されるのです。
もし、具体的に「〇〇が不安」といったものがあるならば、フォーカシングをすることが不安解消につながります。
不安の解消方法③ 生活リズムを整える
生活リズムが乱れていると、メンタルが不安定になり、不安な気持ちになりやすいです。なので、もし生活リズムが乱れている場合には、生活リズムを整えてみましょう。
具体的には、栄養バランスのいい食事をとって、しっかりと睡眠時間を確保するようにします。ごくごく当たり前のことですが、できている人は意外と少ない行動です。
生活リズムは不安の原因になりうるものです。当たり前のことだからこそ、しっかりと整えるようにしましょう。
不安の解消方法④ 自分を甘やかす
自分に厳しくしすぎてはいませんか?ストイックなのはいいことですが、それがかえってあなたを不安にさせているかもしれません。
あまりにもストイックでありすぎると、自分自身にストレスがかかり、それによって不安が誘発される可能性があります。
なので、たまには時間とお金を自分にたっぷり投資して、自分を甘やかしてあげましょう。そうすることでストレス解消につながり、不安も解消されます。
不安の解消方法⑤ 瞑想
どうしても不安を解消できない場合は、瞑想をしましょう。特に、最近話題のマインドフルネス瞑想がオススメです。
マインドフルネス瞑想の目的は、自分の感覚に集中し、浮かんでくる感情を排することで不安を取り除くことです。以下に、具体的なやり方を紹介します。
- 背筋を伸ばして椅子に腰掛ける。もしくは、座布団にあぐらをかいて背筋を伸ばす。そして、手のひらを上向きに重ね、体の前にそっと置く。
- 目を閉じ、ゆったり深い呼吸をする。大きく呼吸する必要はない。
- 鼻先一点を意識して、空気が入ったり出たりするのを感じながら、呼吸を続ける。
- 何か思考が浮かんできたら、「あ、〇〇について考えた」と気づいて、再び鼻先に意識を戻す。座禅のように「無になろう」とはしなくていい。
- 強い思考が浮かんで、鼻先に意識を戻すのが困難な場合は、空気が入ったお腹が膨らみ、空気が出ていく時に凹む感じを意識する。
- これを5〜10分繰り返す。
これを毎日行えば、不安感が少なくなり、自然とリラックスした状態でいられるようになりますよ。
最後に
消したくても消せない不安を解消する方法は、以下のとおりです。
- 不安な気持ちを言語化する
- フォーカシング
- 生活リズムを整える
- 自分を甘やかす
- 瞑想
不安を持ちながら生活していくことは、大変ですし、不安を放っておくと、心の健康に影響が出てしまいます。そうなる前に不安を解消して、快適な生活を送りたいものですね。
不安を持ちやすい人は、ぜひとも今回紹介した内容を実践して、定期的に不安を解消してあげてくださいね。