簡単すぎてもはや失敗できない!?2週間で収穫できる野菜「スプラウト」を解説!

花や野菜の栽培を趣味にしている人が、他人に勧めたときによく聞くのが「私、植物とか育てるの苦手でよく枯らしちゃうんだよね」という言葉。

「やりたくない」という本音の建て前なのならどうしようもないですが、もし本当に「枯れてしまう」というのであれば、とても植物栽培なんて好きになれないでしょう。

そんなあなたに今回ご紹介する野菜が「スプラウト」。10日ほどで収穫できるものもあり、世話も簡単でもはや「失敗できない」ほどの難易度なんです。さっそく見ていきましょう!

スプラウトとは?

スプラウトとは、発芽直後の植物の新芽のこと。もやしやカイワレ大根など発芽野菜のことを指します。言うなれば「植物の赤ちゃん」ですね。「天然のサプリメント」と呼ばれることもあります。

発芽したての植物は、大きく成長するために必要な栄養やパワーを最も豊富に含んだ状態になっています。植物が発芽し成長を始めると、乾燥した種子の状態では存在しなかった種類のビタミンや、その他の栄養成分を自分で合成するようになるためです。

たとえばえんどう豆のスプラウトである豆苗は、種子の状態と比べてカロテンは31倍、ビタミンEは16倍、ビタミンKは13倍、葉酸は5倍に増加しており、さらに、それまで存在しなかったビタミンCが43mgも含まれています。

このように、種子や親野菜よりも特定の栄養や酵素をたっぷり含んだ状態がスプラウトなのです。

(引用:日本食品標準成分表2015年版より。種子は青えんどう豆(乾燥)の数値。)

スプラウトの歴史

スプラウトの歴史は古く、スプラウトのひとつであるもやしは5千年前の古代中国で栽培されていました。コロンブスがビタミン不足によって起こる「壊血病」を防止するために船内で育てていたというエピソードも残っています。

ラディッシュやマスタードなどの新芽も古くから欧米の食文化に組み込まれていました。イギリスのヴィクトリア朝時代にもスプラウトがブームになったという記録があります。

日本オリジナルのスプラウトであるかいわれ大根は平安貴族が食した高級食材だったと言われており、この国にも古くからスプラウトが食文化に根付いていたということがわかりますね。

近年人気の「ブロッコリースプラウト」の歴史はまだ新しく、1997年、米国の予防医学の権威が開発し、米国でブームが起こりました。日本では1999年に村上農園がブロッコリーなど4種のスプラウトを発売したことで、「スプラウト」という名前は広く知られるようになりました。

スプラウトの育て方

それではさっそく、スプラウトの栽培方法を見ていきましょう。まずは必要なものを見ていきましょう。

必要なもの
  • スプラウト用の種(薬剤処理がされていないもの)
  • 底が深めの容器
  • キッチンペーパー

これだけで大丈夫です!市販の野菜用の種には薬剤処理がされており、スプラウト用には向きません。必ずスプラウト用の種を使いましょう!

栽培環境つくり

底が深めの容器にキッチンペーパーを敷き、種をできるだけ重ならないようにしながらばら撒きします。種が水に浸るくらいの高さまで水を入れ、暗いところに置きます。発芽するまで水を切らさないようにしましょう。

暗いところに置かないと、その後の伸びが悪くなってしまいます。靴はこの中や机の下などうす暗い環境でも大丈夫ですので、発芽したての頃は必ず明るいところにはおかないようにしましょう。アルミホイルで覆うのも効果的です。

毎日水を替える

ブロッコリースプラウトなどは一日一回だけ水を替える必要があります。種が流れないように注意しながらきれいな水道水を入れましょう。

伸びてきたら光を当てる

もやしなど特定の種を除き、スプラウトが7~8㎝ほどに伸びてきたら直射日光の当たらない明るいところに置いて光を当てましょう。

光を当てることにより、葉を緑化して見た目を良くし、栄養価を増やすことができます。収穫までもうすぐです!

収獲

伸びきったら、若いうちに根元から使う分だけをはさみで切り取って収穫します。収穫したらしっかり水で洗ってくださいね!サラダにするなど生で食べられるほかに、炒め物や汁物など、様々な料理で用いることができます。

スプラウトの種類

スプラウトには様々な種類が存在し、元となる植物も味も様々。どのようなものがあるのか見ていきましょう。

かいわれ大根

大根のスプラウトです。ピリッとした味が特徴で、サラダなどで生食すると美味しくいただけます。2週間ほどで収穫できるようになり、丈夫で育てやすいため初心者にもおすすめです。

種も入手しやすく、スーパーやホームセンターはもちろん、近年では100均でも購入することができます。

ブロッコリースプラウト

ブロッコリーのスプラウトです。マイルドでうまみのある味が特徴で、子供にもおすすめのスプラウトです。10日ほどで収穫できることもあり、成長が早いのも特徴ですね。

成熟したブロッコリーに比べ、体内に抗菌作用を与える酵素であるスルフォラファンを10倍以上含むなど、独特の栄養がたくさん含まれています。

もやし

緑豆のスプラウトです。スーパーでよく見かける食材ですよね。とれたては非常に美味しいですよ!ビタミンが非常に豊富で、汁物や炒め物など火を通すと美味しくいただけます。

他のスプラウトとは違い、収穫までずっと暗いところで育てる必要があるため注意。種もあまり出回っておらず、育てるとなると珍しい部類に入ります。

おわりに

今回はスプラウトの紹介と育て方について解説していきました。簡単なうえに栄養価も高いため、毎日の食卓にぜひ彩を与えてほしいですね!

近年ではインターネットでも種を購入することができます。外出がはばかられる今、インターネットショッピングで買ったスプライトの種を使って朝食に一品、夕食に一品、お弁当に一品、緑を取り入れてみてはいかがでしょうか!

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