子供を預けなくてはならない方々のために、一時的に彼らを預かる仕事である「チャイルドマインダー」。保育園不足が社会問題となっている現代社会において、保育士の資格を持たなくても子供を保育することができる資格として注目を集めています。
教育心理学やけが・病気に対する対応を学べることから、育児中の方も自身のノウハウとして取得することの多い資格なんですよ!
はたしてどのような仕事なのでしょうか。この記事ではチャイルドマインダーを初めて聞いた方向けにチャイルドマインダーとは何か。資格を取るためにはどうしたらよいのか。チャイルドマインダーになるには何をすればよいのかを紹介します!
(トップ画像引用:https://pixabay.com/ja/photos/%E8%B5%A4%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93-%E5%B9%BC%E5%85%90-%E5%AD%90-%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82-933559/)
チャイルドマインダーとはどんな仕事?
チャイルドマインダーは、一時的または定期的に子供を他者に預けたい人のために子供を預かります。育児をしながらも、仕事があったり病気などのアクシデントで育児を任さなければならないというタイミング、ありますよね。
他にも大人数制で行う一般的な保育よりも、少人数制できめ細やかな保育を子供に受けさせたいという要望に応えることも。毎日様々なことを吸収して大人になっていく子供に、質の高い保育を任せたくなるのは当然のことでしょう。
このように、まずは安全第一に子供をみることが求められますが、子供一人一人に関わって密度の濃い保育をすることも求められています。依頼者が育児を任せる側にした要求をしっかりとこなしていけるかという点が、チャイルドマインダーという仕事の役割であり、素敵な所となっています。
また、前書きのとうり保育園不足が社会問題となっている現代社会において、チャイルドマインダーは、保育士の資格を持たなくても責任を持って子供をみることができる資格として注目を集めているんですよ!
チャイルドマインダーの歴史
発祥の地であるイギリスでは、なんと国家資格となっているチャイルドマインダーの資格。その歴史は100年以上も続いているんです。
イギリスでは、家庭以外での保育を必要としている家庭のほとんどがこの「チャイルドマインダー」に子供を預けています。その割合は驚異の70%以上!日本ではあまり聞かない仕事ですが、かなりメジャーな存在なんですね!
チャイルドマインダー一人につき、年齢によって1~3人の子供を預かることができます。ベビーシッターと同じように、一人一人の子供にじっくりと向き合えることが特徴の保育スタイルとなっており、現在も幅広い育児層に人気があります。
チャイルドマインダーになるには?
チャイルドマインダーになるには、チャイルドマインダー資格をとる必要があります。
この資格はチャイルドマインダー資格がとれる通学講座または通信講座を受け、検定試験や認定試験に合格することで取得できます。資格をとるにあたって、特別な学歴は必要ありません。
講座ではチャイルドマインダーの概要はもちろんのこと、年齢別の子供の発達についてや、しつけ・遊びなどの教育心理学に加え、病気・けがなどの保健の知識を深めることができます。実技講習やスクーリングを受ける必要もあります。
通信講座と通学講座、どちらがおすすめ?
通信講座は働きながら、また家事・育児をしながら勉強したい人にとっては都合がいいと言えます。自身の知識・力としてこの資格を手に入れる方の多くは通信講座を利用しています。
しかし、通信講座でもスクーリングに通う必要があります。とはいえ取得に必要な期間はそれほど長くはないため、住んでいる地域になければ泊まりでもスクーリングを受けに行くということが可能です。
通学講座は当然通学しなければならないという点がありますが、一緒に勉強できる仲間がおり、困った時はいつでも講師に質問できるという点が大きなメリットとなります。
まとまった時間がとれなくても大丈夫!土曜日コースや日曜日コースがある講座があるため働きながらでも受講が可能です。講座修了後に会員になることで開業のための準備をサポートしてくれるスクールもあるので、本格的にチャイルドマインダーとしてのキャリアを積みたいのならスクールに通うべきでしょう。
しかし、いまだ日本ではマイナーなチャイルドマインダーの通学講座は全国どこでも開催されているというわけではありません…。必要であれば通信講座も利用しながら、資格取得を目指してみてはいかがでしょうか?
チャイルドマインダーに向いている人とは?
ここまで読んで、「自分はチャイルドマインダーに向いているのかな?」と思った方も多いでしょう。以下の3項目を一緒にチェックし、自分に当てはまるかどうか見てみましょう!
子供が好きな人
まぎれもなく、一番大切になってくるのはこの項目でしょう。子供を相手にするというのは、たとえ一人だとしても相当な忍耐力・精神力を必要とします。子供好きである人は楽しく仕事ができることでしょう。
チャイルドマインダーは、一人一人にじっくりと向き合って仕事ができる環境なので、大人数を相手にして保育をする保育士からそんな環境を求めて転身する人もいます。 また、子育て経験は大きくプラスに働く仕事ですので、子育て世代や子育てが終わった世代にも向いている仕事と言えますね。
体力がある人
子供の体力は無尽蔵。元気な子供を相手にするのですから、自分自身が元気であることはこの仕事をする上で武器になります。子供は笑顔でいる人が好きですから、いつも笑顔でいられるよう自分自身の体調管理をしっかりとできる人は向いていると言えます。
まだ歩けない子供の場合は、寝かしつけの時、泣いた時など抱っこの機会もとても多いでしょう。そういう場合に、体力があると仕事のしやすさがだいぶ違います。自身のメンテナンスとしても、食事や睡眠など健康管理について見直しておくのがおすすめです。
責任感やコミュニケーション能力がある人
子供の命を預かる仕事ですから、子供の安全を第一に注意しなくてはなりません。子供が危険なことをしようとした時、すばやく反応できるでしょうか?目を離せないで仕事に専念できる責任感が必要です。
また、コミュニケーション能力を培おうとしている子供の話に上手に付き合ってあげられるかという点も注目です。チャイルドマインダーの腕の見せ所と言えるでしょう。
おわりに
チャイルドマインダーもベビーシッターや保育士と同じく、子供の命を預かる仕事であり、責任は重大です。しかし、子供の成長を間近で見届けることができるという、お金では手に入れることのできないやりがいを得ることができる素敵な仕事なんですね。
チャイルドマインダーに興味が出た方は、今すぐ資格取得講座を検索してみましょう!