4000年の歴史を経て蘇る最強法則!『バビロンの大富豪』をレビュー!

紀元前18世紀から存在していた古代都市「バビロン」の大富豪たちが見つけた「お金の増やし方」や「お金の正しい使い方」には、現代にいたるまで変わらない最強の法則が存在していました。

本書ではそんな古代の大富豪たちの鋼の教えを紹介しており、現代人にとっても一読の価値ありの1冊として人気があります。はたしてその魅力とはいったいどのようなものなのか。一緒に見ていきましょう。

『バビロンの大富豪』とは?

『バビロンの大富豪』は1920年代、ジョージ・S・クレイソンによって書かれた本です。「お金を増やし、お金に縛られず、充実した人生を送る人類不変の知恵」という法則はいつの時代も変わらず、経営者の中で今なおよく読まれている世界的名著となりました。

2019年に『バビロン大富豪の教え~「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則~』として漫画化され、近年でもまた話題になりました。

本著はその内容を踏まえて2008年にグスコー出版が出版した1冊で、ストーリーがありまるで小説のようなスタイルで進んでいきます。大富豪たちは自らの体験を語り、そこで得た教訓を人々と議論しあいます。

主人公は、古代に存在していたバビロンという国の貧しい戦車職人バンシル。ある日、「なぜお金が溜まる人と溜まらない人がいるのか」と疑問に思い、バビロンの大富豪である旧友アルカドに「どうすればお金持ちになれるか」を聞きに行くところから物語は始まります。

『バビロン大富豪』の7つの黄金法則

大富豪アルカドは、「黄金(お金)に愛されるためには7つの大事な法則がある」と語ります。人間誰もスタートは一緒なのに、こんなにも富に差ができてしまうのはこれに気付いているかいないかの違いであるとのことです。

黄金(お金)に愛される7つの法則
  • 1 収入の十分の一を貯金せよ
  • 2 欲望の優先順位をつけよ
  • 3 貯えた金に働かせよ
  • 4 危険や天敵から金を堅守せよ
  • 5 より良きところに住め
  • 6 今日から未来の生活に備えよ
  • 7 自分こそ最大の資本にせよ

収入の十分の一を貯金せよ

人間はみんな違う職業、違う環境に暮らしており、収入・養うべき人間の数・生活にかかるお金はすべてバラバラであるはずなのに、どうして全ての人が同じようにお金に不足を感じているのでしょうか?

アルカドはこの答えとして「人間の欲望というものはどれだけお金を使おうが際限なく溢れ出るものだから、いくら収入があってもそれに応じて浪費してしまうのである」と語ります。

若き日のアルカドもこの現象に悩んでいました。そこでアルカドは収入の1/10を貯金して、残りの9/10で生活を回していくことを試みるようになります。

収入の1/10はどんどん溜まっていき、彼の財布はだんだんと重く、心地よい音色を出すようになりました。彼はこのお金を元手に自らの資産を増やしていったのです。

何はともあれ、お金を貯める必要があるということです。

欲望の優先順位をつけよ

1/10を貯金し、9/10で生活しようとすると自分にとって本当に必要なものは何かと考えるようになります。

そしてアルカドは欲しいもの、やりたいことに優先順位をつけて、優先順位の低い願望は切り捨てなければならないということに気が付きました。

そうすることで、貯蓄できたお金で「本当にしたいこと」をすることができるようになったとアルカドは言います。

貯えた金に働かせよ

定期的に金が入ってくる仕組みこそ本物の財産とアルカドは言います。貯金した1/10のお金は寝かせたままにせず、「さらにお金を増やすために働かせなければならない」といいうことに彼は気が付きました。

彼は様々な紆余曲折を経て、武器職人が青銅を購入する代金を融資するという素晴らしい投資先を発見します。貯えたお金を使ってさらにお金を産むシステムを作るということは、この時から大切なことだったのです。

危険や天敵から金を堅守せよ

お金というものは、無下に扱う主人の前からは簡単に姿を消してしまいます。ある程度金が貯まってくると儲け話に乗りたくなってしまうのです。1/10の貯金を続けて投資を始めたアルカドも順調にはいきませんでした。

彼は友人である絨毯職人に、宝石商から安く宝石を買い付けるよう頼んだのです。宝石商はガラスを宝石と偽って売りつけるあこぎな商売をしている男でしたが、絨毯職人にはとても見抜けません。

アルカドはこの経験から「投資をしたり、融資をするときには必ずその道に長けた人に相談すること。」という教訓を得ます。自らの賢さが、自分のお金を守ることにつながるのです。

より良きところに住め

家というのはただ住むだけのものではないとアルカドは言います。住居は幸せな生活と密接に関わっており、そしてその幸せは貯金を増やすモチベーションになる。

住居への支払いは心を豊かにする投資と言えるということです。環境が大切であるということは昔から変わらないのですね。

今日から未来の生活に備えよ

「将来への不安に対する道具 食おうから未来の生活に備えよ 人間はみないつか必ず死ぬ」

人間誰でも、「今」が一番若いのです。今日から頑張ったものだけが栄光のある未来をつかみ取ることができるのです。

自分こそ最大の資本にせよ

勝利の女神は行動した人間にこそ微笑みます。大富豪の一人、バンシルは「動いたものとそうでないものが凡人と大富豪にある境界を分かつ壁である」と答えました。

7つの道具を学んだアルカドに彼は質問をします。「知恵とお金どちらか一方を手に入れることができるなら、どちらを選ぶか?」という質問です。バンシルは知恵と答えます。

その理由は、「お金があれば目先の幸せは手に入るかもしれない。しかし、その先の安心までは買えないから」。バンシルは彼の教訓を胸に新興都市ニネヴェに旅立ち、実際に巨万の富を築くことになります。

おわりに

今回は、いまだに名著となっている『バビロンの大富豪』を紹介しました。4000年以上も前に見つかった法則が今もなお効力を持っているというのは驚きですよね!

皆様も、書店や図書館などで見かけた際にはぜひ手に取ってみてくださいね!