圧倒的な投球力と多彩な変化球で有名な野球選手であるダルビッシュ有選手。野球をやっている方もやっていない方も、彼のような変化球を投げられたら…と考えたことはありませんか?
そんな悩みに一矢報いたのが、彼の著書『ダルビッシュ有の変化球バイブル』。初心者にもわかりやすく、今すぐに投げてみたくなるほど詳しく書いてあります。
今回はそんな『ダルビッシュ有の変化球バイブル』を解説していきます。バットがかすりすらしない魔球を我が物にしてしまいましょう!
『ダルビッシュ有の変化球バイブル』とは?
多彩な変化球を操って侍ジャパンを世界一に導いたダルビッシュ有選手が自らのテクニックと投球哲学を惜しげもなく解説した著書で、ストレート、カーブ、スライダー、カット・ファストボール、フォーク、SFF、チェンジアップ、シンカー、ツーシームといったダルビッシュ選手が持っているすべての球種が画像付きで分かりやすく書かれています。
握り方はもちろん、ダルビッシュ選手が投げる際に意識していることやイメージしやすい感覚なども書かれており、誰でも真似し始めることができます。
他にもかつてのチームメートや指導者が語るダルビッシュ選手にまつわるエピソードや現役プロ野球選手50人のアンケートなど、世界のスーパーエース・ダルビッシュ選手が凝縮されており、ファンにもたまらない一冊となっています。
『ダルビッシュ有の変化球バイブル』で解説されている変化球
『ダルビッシュ有の変化球バイブル』では12球種が解説されています。
スライダー(タテ)
ダルビッシュ有選手の得意変化球であり、持っている球種の中で誰に教えてもすぐに投げられるようになると語るのがこの縦スライダー。三振を取る時の決め球として本人も用いているこの球がなんと最初に載っています。
本人も調子がいい時はとにかく変化し、真ん中に投げても空振りが取れる時があるというこの魔球。覚えて大活躍間違いなしの変化球です。
スライダー(ヨコ)
ストレートと織り交ぜることで緩急とプレッシャーを与える横スライダー。本人は「カウントを取るために使う変化球で、制球力を重視している」と語っています。
中学の時、試合前に教わって使ってみたら面白いほど空振りが取れて面白かったそうで、ダルビッシュ選手が変化球に興味を持ったきっかけになっている球種です。
カーブ・スローカーブ
小学生でも手首を痛めることなく投げることができるカーブ。ダルビッシュ選手も一番最初に覚えた変化球だと話しています。昔から投げているだけあって、制球力にかなりの自信がある様子です。
ページを見ると、かなり握りを研究したことが分かります。本書では投げ方だけでなく、カーブの使い方や定義、ダルビッシュ選手自身の価値観がまるまる1ページ使って語られており、必見です。
カットボール
打者の手前で突然曲がるカットボール。誰に教えても投げられるようになる球で、ダルビッシュ選手本人は調子が悪い時は抜けやすいが調子がいい時はかなりの完成度になると語っています。
フォークボール
“消える魔球”の代表格であるフォークボール。憧れの変化球ですよね。こちらも写真付きで詳しく解説されています。本人評価は低めですが、素人でもそれらしいものが投げられるくらいの分かりやすいページのものとなっています。
スプリット・フィンガード・ファーストボール(SFF)
スピードがありつつ落ちるスプリット。本書ではただ落ちるだけでなく、「ストレートとの見分けがつかないような投げ方」というコンセプトで解説が行われています。
チェンジアップ
ストレートかと思って振ったら、まだ届いていない。そんな打者を惑わせる魔球であるチェンジアップもしっかりと載っています。制球力を高めるためのコツも開設されています。
シンカー
東北高校時代に投げていた魔球”シンカー”。オーバースローでは投げられない方も多いのではないでしょうか。握りやオーバースローでの投げるコツがしっかりと書かれています。
ワンシーム・ツーシーム・ストレート(フォーシーム)
ストレート系の球種も、握り方や手首の使い方がしっかりと載っています。細かすぎる解説が、球種それぞれの表情があることに気づかせてくれます。
『ダルビッシュ有の変化球バイブル』のAmazonのレビュー
中学生の息子に買ってあげたのですが、とてもシンプルでわかりやすい!ダルビッシュ選手の実物大の手が載っていましたが、意外に小さく、この手の大きさで色々な変化球を投げているということに驚かされた。
ひとつひとつの変化球に対してダルビッシュのコメントも載せてあり、私も息子も大変参考になりました。この本を読んで、ずっと前から試行錯誤しながら現在の形に落ち着いたんだなとダルビッシュ選手に思いを馳せました。購入して良かった。
最近では三振を取りに行く決め球としてすっかり定着した「縦スラ」。縦スラを投げたいと思っても、どうしても普通のスライダーになってしまう、そんな人は多いのではないでしょうか。
ところがダルビッシュ投手は本書で、「縦スライダーは誰に教えてもすぐに投げられる変化球」と述べています。この本の通り、アメフトのボールを投げるイメージで放ったら、スッと沈み感動しました。
他にも多彩な変化球の的確なアドバイスがあり、とくに東北高校時代投げていた秘伝のシンカーの解説も必読です!
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