絶対に失敗しないつる無しいんげんの育て方!100均の種から育ててみた!

暑さに強く、育てやすい野菜であるインゲン豆。理科の実験で用いられていることでもおなじみで、誰しも一度は栽培したことがあるかもしれません。味も美味しく、栄養価も高いため育てがいがあります。

古代からインゲンマメは南北アメリカ大陸での主要作物となっており、アステカ帝国では乾燥させたインゲンが税の物納品目として徴収されていたほどメジャーな野菜ですね。

低脂肪で高タンパク質。バターで炒めたりゆでてマヨネーズをつけて食べると絶品です。付け合わせとして使用してもおしゃれになりますよ!この夏、ぜひ育ててみましょう!

いんげん豆の特徴

いんげん豆は16世紀末にヨーロッパを経由して中国に伝わり、17世紀に日本に伝わったと言われている。1654年に明からの帰化僧である隠元が日本に持ち込んだとされることから名付けられました。

一部では1年に三回も栽培できるという栽培期間の広さと収穫までの速さから「三度豆」と呼ばれています。病気にも比較的強いうえに暑さにも耐性があり、近年の日本の猛暑にも耐えうる生命力を持っています。

カメムシなどによる虫害にやや弱いですが、対策をすればさほど気になりません。

いんげん豆の特徴
  • 病気や暑さに強い
  • つるあり種とつるなし種が存在する
  • 種まきから収穫まで2か月ほど
  • 乾燥に弱い
  • 虫害にやや弱い

つるあり種とつるなし種の違い

いんげん豆にはつるあり種とつるなし種が存在します。買う際にどちらがよいか比べてみましょう。

つるあり種の特徴
  • つるが伸びるため支柱やネットが必要
  • 種まきから収穫まで60日ほど
  • 収穫期間が長く、収穫量も多い
  • 暑さに強い

つるあり種は文字通りつるが支柱にまきついて伸びるため大きくなりがちです。肥沃な土壌で地植えすると高さ2mほどまで育ちます。支柱とネットを用いてうまく誘引する必要があります。

広めのスペースを必要としますが、つるなし種に比べて多収である傾向にあります。暑さに強いのもうれしいところです。

つるなし種の特徴(今回解説する方です)
  • つるがないため省スペースで栽培できる
  • 種まきから収穫まで55日ほど
  • 収獲期間が短めで、収穫量もつるあり種に比べると少ない

つるなし種はつるが伸びないので、大きくても草丈40~50cm程度にしかなりません。ですが省スペースでもしっかりと育ってくれるため、プランターでも簡単に育てることができます。

タネまきから55日ほどで収穫でき、栽培期間が短いので作りやすく、初心者向けの野菜です。つるあり種と比べると収穫量は少ないですが、品種改良が進んで多収種も生まれており、量の差はさほど気にならなりません。

つるなしいんげんの育て方

種まき

種まきの目安は4月中旬から8月末までと幅広く、広い期間で栽培できます。苦土石灰やたい肥をあらかじめすき込んでおいた土を用います。ホームセンターに売っている培養土を使っても栽培することができるため、初心者の方はそちらを使うのが無難です。

ポットを使って苗にしてから植え替えるのがおすすめです。ポットまたは植え付けるところに2~3㎝の深さで3~4粒ずつ種を播きます。

発芽するまで5日ほどかかります。発芽するまでは水を切らさないようにしましょう。芽が出てきたら二本を残してのこりは間引きをしましょう。

植え替え

ポットで栽培した場合、最初の本葉である2枚の初生葉が生えてきたら植え替え時となります。株間30㎝、条間45㎝のところにスコップで穴をほり、根を傷つけないように植え替えましょう。

支柱立て

株が伸びてきて、傾くようになったら支柱を立てましょう。支柱を立てることで実が傷つくのを避けることができます。短めのものを用いるのがおすすめです。

開花

育ってくると、茎と葉の間から蕾ができ白い花が咲きます。開花から実がつくまでに水が少ないとさやの中に実が入らなくなってしまうため、高温時はこまめに水やりをしましょう。

収獲

花がついてから10~15日で収穫できるようになります。根元から手かはさみを使って大きくなったものを収穫しましょう。すぐ大きくなってしまい、風味が落ちてしまうため、12~13㎝になったら収穫してしまいましょう。

いんげん豆がかかる可能性のある病気

炭疽病(たんそびょう)

葉に葉柄や葉脈に黒褐色の病斑を生じて萎縮するのが特徴です。サヤにはくぼんだ黒褐色の病斑ができます。カビの一種で、胞子が雨や風にのってくることで感染します。

高温多湿で発生しやすいので、畑の水はけをよくし、密植を避け、繁茂しすぎたつるや葉は間引いて、風通しや日当たりの良い環境を作ることが大切です。

感染した葉は取り除き、これ以上被害が広がらないようにしましょう。

モザイク病

葉が緑色濃淡のモザイク模様となったり、葉脈に沿って濃淡ができたりします。原因となるウイルスをアブラムシなどの害虫が媒介することによって感染します。

ウイルス病に感染すると治療する薬剤はありません。他の株へ伝染するのを防ぐため、発病株は抜き取り焼却処分しましょう。その際、作業に使ったハサミなどはウイルスに汚染されているので、手指なども含めてしっかりと消毒する必要があります。

おわりに

今回はつるなしいんげんの育て方について解説しました。

1から心を込めて育てた野菜の味は格別です。ぜひ、この夏の栄養補給につるなしいんげん栽培にチャレンジしてみてください!