ディズニーランドの本場であるアメリカ。ライターと共に行った高校の短期ホームステイのメンバー達は、プログラムの最後に書いてある「ディズニーランドへ」という文字に心を躍らせていました。
当時15歳の高校生になりたてのライターも例外ではありませんでした。普段からディズニーランドが大好きというわけではないのですが、「本場アメリカのディズニーランド」という言葉に惹かれていたのです。
無事2週間のホームステイ期間を終え、高校のホームステイ参加メンバー達全員と久しぶりに合同したライター達。興奮とドキドキに包まれたライターに襲い掛かる悲劇なんて知る由もなく、ディズニーランドへと足を踏み入れていくのでした…。
そもそも、アメリカのディズニーリゾートってどんなもの?
日本が1つなのに比べ、アメリカには2つのディズニーランドが存在します。前提としてご紹介しましょう。
カリフォルニアディズニーランド
カリフォルニアディズニーランドはカリフォルニア州アナハイムの西海岸に建てられた世界初のディズニーランドです。
日本のものが東京ディズニーランドとシーの2エリアに分かれているように、こちらも「ディズニーランド・パーク」とそののちに建設された「ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク」に分かれており、連日にぎわいを見せています。
フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド
もうひとつのディズニーリゾート「フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド」は、アメリカの東海岸のフロリダ州オーランドにあります。
世界最大級のディズニーリゾートで、「マジックキングダム・パーク」、「ディズニー・アニマルキングダム」、「エプコット」「ディズニー・ハリウッド・スタジオ」のなんと4つのエリアに分かれています。
テーマパークやホテルのほかにも「ディズニーウォーターパーク」というプールアトラクションがメインのパークがさらに2つあるなど規模もアメリカンサイズ。遊び尽くすのに何日かかるのでしょう…。
物語の舞台 カリフォルニアの「ディズニーランド・パーク」
始めて建設されたディズニーリゾートだからでしょうか。大きさは全体的に見てもやや小さめのパークでコンパクトなのですが、世界で初めてのディズニーランドということもあり、マニアの間では外せない名所となっているようです。
シンボルはこれまたコンパクトな「眠れる森の美女」のお城。ターコイズ色の屋根とまぶしい白壁が美しいです。ここでプロポーズする人たちもいるのでしょうか?
アトラクションは「スプラッシュマウンテン」や「スペースマウンテン」など日本と同じものも複数存在し、日本のディズニーランドと同じようにグリーティングとショーをメインに楽しむことができます。
防犯対策もバッチリ!
日本のディズニーリゾートでは入場の際には係員による荷物の目視検査のみですが、さすがはアメリカ。空港と同じようなX線による中身のチェックと金属探知機ゲートによる検査を通らなければなりません。
そのため、入場にはやや時間がかかります。日本のスタイルになれてしまっていると少し不便に感じれられかもしれませんが、安全を保っていられるのもスタッフさんの活躍のおかげなのです。
いざ入場!しかし、これが悲劇の始まりだった…
ライター達は団体のゲストとして入場。みんなで一列になって、入場の時を今か今かと待ち受けます。入場審査の持ち物検査もありますが、誰も変な物なんて持ってきていません。早く終わってほしいものです。
ベルトコンベヤーでX線を潜り抜けてきたリュックサックを受けとり、みんな流れるように金属探知ゲートを通っていきます。僕も通ります。
ピー。
…?
スタッフさん「come back」
ピー。
スタッフ(ゲートを指さして)「one more」
ピー。
いかつすぎる黒人警備員たち「come on」
15歳。初めての海外。体格も対してよくない。危険物を持ち込んだ自覚は一切なし。そんなライターはなんと、あろうことか190㎝はあるんじゃないかと思われる黒人警備員たちに連行されてしまったのです。
あの時の恐怖と言ったら…。みんなに動揺が走る中、ライターは少し離れたところで個別検査を受けることになりました。
恐怖の個別検査 元凶だったのはアレだった!
みんなに心配そうに見守られながら、スタッフ2人にハンディーの金属探知機による検査が行われました。ただの金属探知ゲートの不具合だったのでしょうか。それともどこかで知らない間に危険物を仕込まれて濡れ衣を着せられてしまったのでしょうか…。
金属探知機は僕の腰元で鳴き声をあげました。シャツをめくるとそこにあったのは…そう、僕が中学2年生にユニクロで買ってからそれ以外を買わず、ボロボロになるまで愛用していた激安ベルトのバックルだったのです。
僕は晴れて解放され、ディズニーランドを楽しむことができたのでした。
おわりに
これはベルトが空港などの金属探知機にも引っかかる可能性があることで有名で、検査の時は外すのが無難ということが常識ということを当時知らなかったために起きてしまったハプニングでした。
旅にトラブルはつきものですが、無事に解決すれば楽しい思い出となるものです!今回はそんなハプニングの1つをご紹介しました!
最後までお読みいただきありがとうございます!またお会いしましょう!