夏休みの宿題として君臨し、読書感想文や自由研究など大物の陰に隠れて数多の学生たちを苦しめる隠れたダークホース「ひとこと日記」。
少しでも存在を忘れようものなら「あれ?この日何したっけ?」「この日の天気はなんだったっけ?」と思い出せなくなってしまい、夏休みの後半に苦戦を強いられてきたことでしょう。
しかし、日記は続けられると様々なメリットがあり、それが学生の期間であるならなおさら。夏休みの課題として出ているのも納得の効果を得ることができるのです。
この記事ではそんな忌々しき存在である日記の様々なメリットについて紹介します。
(引用元:https://pixabay.com/ja/photos/%E6%9B%B8%E3%81%8D%E8%BE%BC%E3%81%BF-%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%BC-%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88-923882/)
日記のメリット1 アクティブになる
日記の一番の敵は「続かないこと」ですが、それを克服すると登場する隠れた敵が「ネタ切れ」なのです。
イベントが起こりやすい夏休みなどの期間は書くことに困らないことが多いですが、日常を毎日日記にしたためようとすると書くネタに困ってしまうのです。
そのため、「日記に書くことを作るために行動する」ようになります。小耳にはさんでいた個展に行ってみる、気になっていたお店を訪れてみる、やったことのないことに挑戦するなど、思い返してみれば人生には話題になるものがたくさんあります。
日記がきっかけになった行動でも、あなたの未来は大きく変わるかもしれませんよ!
日記を書くメリット2 計画性がつく
日記を書くようになると自然と身につくのがスケジュール管理の能力。タイムスケジュールやタスクをこなすために何時には○○してそれから○○して…といった流れで自らをスケジュールする計画性が身につくのです。
本来、計画性とは練習しようと思ってもなかなか続かなく、成果を実感しにくいもの。日記を毎日続けることで、無理なく自然と身に着けることができるでしょう。
社会人として絶対に身に着けている必要のある計画性を、日記で習得してみませんか?
日記を書くメリット3 見返すことができる
これは日記の本来の使い方と言えるのでしょうが、日記は過去を思い返すことができます。人間にとって日々を思い返すというのは本当に役に立つものです。
「あの日はこんなことがあった」「あぁ、こんなことあったな」「あの日、自分はこう感じていたのか」ということを思い出せることは面白いだけでなく、過去を踏まえての反省を通じて自らを成長させるフィードバックをすることができます。
特に、学生時代の日記は自らの青さに恥ずかしくなりつつもどこか懐かしく、「もう二度と戻ってこないかけがえのない時間だったのだな」と感じることができる非常に価値のあるものになります。
日記の見返すことができるという点は、原点回帰にして昔から多くの人に愛されてきたのもうなずける魅力なのです。
日記を続けるコツ1 毎日続ける必要はない!
日記といえば毎日書くものというイメージが強いですが、僕自身は毎日書く必要はないと考えています。数日置いてから書く日記も、その日を第三者視点から鑑みることができる素敵なものになります。
「毎日書かなければならない」という誓いは、裏を返せば「毎日続けられなかったら終わり」という呪縛となるなどマイナス面を持っています。
「この間書き忘れちゃった…気分も乗らないし、もう日記なんていいや」なんてなってしまっては元も子もないのです。「毎日書いたから偉い」わけでもありません。
僕の場合は2~3日に一回、まとめて数日分を書くようにしています。たとえ日記の存在をしばらく忘れてしまい期間が開いたとしても、思い出した日からまた書き続けるだけでも立派な日記になりますよ!
書くペースは、人それぞれに決まっているでしょう。「毎日続けなくてもいいんだ」という心持ちで、気長に続けるくらいがちょうどよかったりします。自分に合うペースを見つけてみてください!
日記を続けるコツ2 こまめに写真を撮っておこう
日記を書けなくなる例として挙げられるのが「この日に何をしたか忘れる」という点。先ほど紹介した数日に一回まとめて書く作戦では、これが起こる確率がぐんとアップします。
そこで役に立つのが写真。スマートフォンなどのカメラではその写真と共に、写真を撮った日にちが記録されています。
訪れた建物の写真、お店の前で繋がれて飼い主さんを待っている犬、その日の天気など、何気ない写真を一枚残しているだけでもその日に何をしたのかを鮮明に思い出せるようになります。
日記と共にアルバム帳を作るのもまた一興です。一日一枚、なんでもいいので写真を撮るだけで日記を思いきり楽しむことができるようになりますよ!
日記を続けるコツ3 日記以外になにかチャレンジを課す
日記を書くとき、ただ起きた出来事だけを書き綴るのはナンセンス。自分に何かチャレンジを課してみましょう。
例えば僕は、「できるだけ漢字を使う表現を心がけ、わからない漢字はその場で覚えてしまう」「できるだけきれいな字を書く練習にしよう」など、自らのスキルアップにつながる十字架を課すことで、日記の価値は何倍にも跳ね上がります。もはやただの趣味とは言わせません。
おわりに
この記事では日記を書くメリットと続けるコツについて解説しました。あなたが日記のおもしろさに気付いていただければ幸いです!