「お金を貯めたいとけど貯められない」「無駄遣いしているつもりはないのに貯金できない」「給料日前にはいつもカツカツ。もっと余裕をもって生活したい」と思うことはありませんか?
だれでもお金の悩みは持っています。お金を貯めることが大事だと理解しているけどできないのって辛いですよね。
お金が貯まらないのは原因を知らなかったり、貯める方法がわからないからです。あなたの意識が低いからではありません。
この記事を読むことでお金が貯まらない原因がわかり、貯まる仕組みを作ることで誰でも簡単にお金を貯められるようになります。お金が貯められる人に変われるチャンスです。以下に詳しく解説します。
(アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/貯金箱-保存-お金-若い女性-850607/)
お金が貯まらない原因は収入があるだけ使ってしまうから
お金が貯まらない原因は収入があるだけ使ってしまうことです。世の中には収入が少なくても貯金できている人もいれば、収入が多いけどまったく貯金できていない人もいます。
当然のことながら収入が多くても使ってしまえば、お金は貯まりません。お金が貯まるか貯まらないかは、収入に対し支出をどれだけ抑えられるかです。
お金があるだけ使ってしまうことが原因であれば、使わないようにするにはどうすればよいか、使ってもお金が貯まる仕組みを作ればよいのです。
収入が多いからお金を貯められるわけじゃない
収入が多ければお金を貯められると思いませんか?確かに一定の収入があれば、それだけ貯金に回せる額は増えそうですね。
では収入によってどのくらいの資産を持っているのかデータを見てみましょう。
- 年収300〜500万円未満:平均337万円、中央値250万円
- 年収500〜750万円未満:平均721万円、中央値550万円
- 年収750〜1000万円未満:平均1338万円、中央値1318万円
- 年収1000〜1200万円未満:平均923万円、中央値850万円
(参考:「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和2年)」)
上記は30代2人以上世帯のデータですが、年収750〜1000万円未満までは順調に金融資産の保有が多くなりますが、年収1000万円を超えると金融資産の保有が少なくなります。
収入が多ければ、お金がたくさん貯められると思いがちですが、そうでもないことがデータからわかります。
ではどんな人はお金を貯められないのでしょうか?次からはお金が貯まらない人の特徴を探っていきます。
お金が貯まらない人の特徴
お金が貯まらない人には特徴があります。お金が貯まらない人の特徴を理解して、反対の行動していけばお金が貯まりやすくなります。
お金が貯まらない人の特徴には以下の6つがあります。それぞれ解説します。
- 家計管理ができていない
- 無駄使いが多い
- お金を使う判断基準がない
- 外食が多い
- いらない物が多い
- 大型連休では毎回旅行に行く
家計管理ができていない
家計管理ができていないこともお金が貯まらない人の特徴です。お金を貯めるためには収入より、支出を少なくしなければなりません。
支出を削るためには、何にどれだけのお金を使っているか把握することが大事です。
「預金口座の残高を気にしていない」「財布にどれだけ手持ちのお金があるかわからない」という方は要注意です。
家計管理ができていないとお金が貯まるどころか、いつの間にかなくなっているという事態になります。
無駄使いが多い
無駄遣いが多いこともお金が貯まらない人の特徴です。気をつけなければならないのが無駄遣いをする人の多くが、無意識で無駄使いをしていることです。
特に必要なものはないのに自宅の近くや通勤途中のコンビニによく行っていませんか?コンビニに行けば飲み物やお菓子など何かしら買ってしまいます。
お茶はスーパーで買って自宅で作れば数円で済みます。コンビニで買うと1本150円です。1ヶ月毎日買えば4500円です。無駄ですね。
まずは無駄使いしていることを意識して、極力減らすように心掛けましょう。
お金を使う判断基準がない
私たちは物を買う、サービスを受けるときにお金を使います。お金を使うときに判断基準を持っていますか?
対して欲しくもないけどバーゲンで安かったから服を買う、友達が持っているから同じバッグが欲しくて買うなど曖昧な基準で買い物をするとお金が減っていきます。
お金を使う判断基準が明確になると、必要なものにしかお金を使わないため結果的にお金が貯まります。
外食が多い
自炊をまったくせずに外食ばかりになっていませんか?外食はやはりお金がかかります。
例えば朝は喫茶店のモーニング500円、昼食は職場近くでランチ1000円、夕食はファミレスで1500円がルーティーンの方では、1日3000円、1ヶ月では3000円✖️30日=90000円となります。
さらに、飲み会に参加したり、家族づれで外食する場合は金額が大きくなります。
外食が多い方は自炊や安い惣菜に置き換えるだけで節約につながります。
いらない物が多い
いらない物が多いことはお金が貯まらない人の特徴です。同じような服がクローゼットに押し込まれていませんか?
クローゼットに同じような服がある方は、ついつい買ってしまい無駄にお金を使っている証拠です。それらの同じような服はすべて着ているでしょうか?
実際着るのは数点で多くは放置されていませんか?いらない物は持たないように心がけましょう。
大型連休では毎回旅行に行く
ゴールデンウィークやお盆などの大型連休に旅行に行く人は多いです。
「せっかくの連休だからレジャーに行きたい」「みんなが楽しんでいるときに私も楽しみたい」と思うのは当然です。
しかし、お金を貯めたいのに大型連休のたびに旅行に行けば貯まりません。旅行に行くなら計画的にお金を貯めて余裕資金で楽しむことが重要です。
また大型連休は宿泊費が高めで、渋滞や旅行先での混雑もあり時間もロスしてしまいます。旅行のタイミングをずらして宿泊費が安く済む時期を選びましょう。
お金が貯まるようになる方法:節約編
お金が貯まるようになるためには、貯めるお金を作らなければなりません。お金を作ると言っても新たに生み出すわけではありません。
すでにある収入から使うお金を節約することで、貯められるお金を作ります。以下に節約編として3つ解説します。
- お金の管理をする
- 家の中を整理整頓する
- コンビニに行かない
お金の管理をする
何にいくらお金を使っているか把握できている人は、お金が貯まりやすくなります。
具体的な管理方法として、レシートをもらってメモする。家計簿をつける。通帳記帳するなどがあります。
家計簿は便利なアプリがたくさん出ています。クレジットカードや通帳と連携できるものもありズボラな人でも管理がしやすくなります。
家の中を整理整頓する
整理整頓することでお金が貯まりやすくなります。一見関係ないように思えますが大事なのです。
家の中をこまめに掃除する、整理することは、必要なものと不要なものがわかりやすくなります。不要なもので溢れ返った家で節約は難しいです。
車やマイホームなど高価なものを買う場合、不要なものにお金をかけず節約しなければなりません。整理整頓して必要なものとそうでないものを見分ける目を養いましょう。
コンビニに行かない
お金が貯まらない人の特徴として無駄使いをする多いことを挙げました。無駄使いの代表とも言える場所がコンビニです。
近所や通勤途中にあるコンビニにふらっと立ち寄ってしまうことはありますよね。特に欲しいものはないのにコンビニに行くことが習慣になっている人は注意です。
対策としては、コンビニにはできるだけ行かない。行くときには本当に行く必要があるか心に聞いてみることです。
コンビニに行く回数を減らせば無駄使いが減り、お金が貯まりやすくなります。
お金が貯まるようになる方法:貯蓄編
いざお金を貯めたいと思っても、買い物が多くなったり、外食が増えたりと中々思い通りにはいきません。
人間だれしも自分に甘く、楽をしたいものです。「今日からダイエットするぞ!」と意気込んでも数分後にはケーキやアイスを食べてしまいます。
お金を貯めるのも同じです。明日からやろうと先延ばしにしても、一向にお金は貯まりません。そこで効率よく、簡単にお金を貯める方法として先取り貯蓄があります。
余ったお金で貯金ができないなら先取りしてしまえばよいのです。先取り貯蓄にオススメの方法として以下の3つがあります。
- 定期積み立て貯金
- 積み立てNISA(ニーサ)
- 財形貯蓄
定期積み立て貯金
銀行で指定した日、指定した金額で自動振替して積み立てる方法です。例えば、毎月1万円、30日に積み立て設定すればあとは自動的に貯金していきます。
貯金している感覚はなく、1年後には12万円貯まっています。金額はもっと少ない額でも設定可能です。みずほ銀行では1000円から対応しています。
(参考:みずほ銀行H .P .https://www.mizuhobank.co.jp/retail/products/deposit/teiki/t_teiki.html)
利息は店頭金利より若干高いですが、微々たるものです。株式投資のような運用リスクがなく貯金の成功体験ができる点で初心者にオススメです。
積み立てNISA(ニーサ)
積み立てNISAとは少額の投資信託を長期的に分散投資できる非課税制度です。年間40万円まで最長20年間利用できます。「非課税?税金がかからないならお得なんだろうけど今いちピンと来ない」という方へ。
投資信託は投資家から資金を集めた投資信託会社が株式や債券に分散して投資します。投資信託で得た運用利益には20.315%の税金がかかります。
例えば100万円の運用利益が出たとしても、20%は税金として引かれるため実際に手にするのは80万円です。これが積み立てNISAを利用すれば100万円まるっと手元に残ります。
積み立てNISAは証券口座の開設が必要です。一度設定してしまえば毎月自動的に積み立てしていくため後は放ったらかしです。
財形貯蓄
財形貯蓄とは会社が提携している金融機関にお金を貯めます。設定した金額が毎月給与天引きされ預けられます。
貯蓄の目的が自由な一般財形貯蓄、老後の年金として利用する財形年金貯蓄、住宅購入・リフォームの準備資金とする財形住宅貯蓄の3種類があります。
3種類のうち財形年金貯蓄と財形住宅貯蓄には条件を満たせば税制優遇があります。解約には会社に申請が必要なため、銀行の預貯金のように簡単に引き出せず貯めやすくなります。
財形貯蓄は勤務先が導入していなければ利用できないため、興味を持たれる方は勤務先に確認してみましょう。
お金が貯まるようにになる方法:収入編
先取り貯蓄でお金を貯めやすい地盤を固めたら、次に収入アップを考えましょう。収入アップすれば貯められるお金を増やすことができます。
ここでは収入をアップさせる方法としてオススメの2点を紹介します。
- 副業する
- 転職する
副業する
最近では三菱地所、ライオン、ヤマハ発動機など誰もが知る大企業でも副業を奨励するようになりました。今後この動きは加速し、副業する人は珍しくなくなるでしょう。
本業とは別に収入を得られれば生活に余裕ができ、お金が貯まりやすくなります
難しく考える必要はなく、本業以外で収入が得られることはすべて副業になります。フリマアプリで不用品を売ったり、ハンドメイドが得意な方は自分で作った商品を販売するのもよいですね。
文章を書くのが好きならライティングスキルを身につけて、WEBライターとして収入を得ることもできます。自分に合った方法で始めてみましょう。
転職する
現在の仕事に不満がある、収入面で将来的に不安という方は転職を考えるのもよいです。一昔前の日本は新卒で入社した企業で定年まで勤めることが一般的でした。
しかし、今は就職すれば一生安泰という終身雇用は崩れつつあります。であれば、一つの場所に留まることはむしろリスクになります。
今の職場で他社で通用するほどのスキルアップができるでしょうか。できるのであればよいですが、スキルアップできずに会社が潰れた場合、再就職先が見つかるかどうかはわかりません。
スキルアップ、収入アップのための転職は成長へのチャンスとなります。転職エージェントなど活動を支援してくれる場も豊富にありますので活用してみましょう。
【まとめ】お金を貯められる人になろう
いかかでしたでしょうか。この記事ではお金が貯まらない原因、お金が貯まらない人の特徴を示し、どのように行動を変えればお金が貯まるようになるか解説しました。
お金が貯まる仕組みさえ作ってしまえば、貯めやすい体質になります。お金が貯められたという事実は成功体験となって、意欲が増していくでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。お金を貯めることに慣れてきたら、家族や友人にやり方を教えるもよし、さらに増やすために投資を勉強するのもよいですね。