あなたは野球というスポーツをご存じでしょうか?
ここでは木製バットと金属バットの違いについて書きます!あなたは具体的にどんな違いがあるのか疑問に思ったことはありませんか?
野球を実際にやっている方、息子さんが野球をやっている方、野球に興味のある方はぜひ最後まで読んでください!
今回は木製と金属の両方のメリットとデメリットを私の経験に基づき徹底解説します!
金属バットの特徴は?
まず、金属バットの特徴についてお話しします。
メリット
ほぼ折れない
これは劣化して折れてしまうこともあるので絶対ではありませんが、ほとんど折れることはありません。
そのため、すぐに買い替える必要はありません。
芯が広い
バットにはここに当たればよく飛ぶ、強い打球が打てるという「芯」という場所が存在します。
金属バットは木製バットに比べ圧倒的に広いです。
ミートしやすい
これは芯の広さとも大きく関係します。ミートというのは投手の投げたボールに対してあてに行く技術のことを指します。
金属バットは芯で打たなくてもある程度は飛ぶことからミートしやすいと言えます。
プロ野球選手で例えるなら、ソフトバンクホークスの中村選手や日本ハムファイターズの近藤選手が高い技術を持っていると想像することができます。
デメリット
・既定の長さや重さがあるため、自分の力に見合ったものでなければ扱いにくい。
金属バットのデメリットでそこまで重大なものはないと言えます。
強いて言うなら、自分に合ったバットを使わなければ意味がないということです。しかし、木製でも同じことが言えます。
木製バットの特徴は?
次に木製バットの特徴についてお話しします。
メリット
高校生までの学生であれば進学先や就職先で活かすことができる
大学生や社会人になった際に使用するのは木製が多いため、早いうちから慣れておくことができます。
デメリット
管理が大変
雨や風、湿気に対しても木製のため大きな影響を受けます。
使用後に屋外に置いておくと、湿気によってバットの重さが毎日変化してしまいます。
毎日の習慣を大切にしたい方や、高い意識を持つ方は風通しの良い場所を選ぶなど保管方法も気を付けてください。
管理方法の例でいうと、イチロー元選手は専用のジュラルミンケースで管理していたそうです。
技術が必要
これは金属バットとの比較になってしまいますが、芯が狭く芯以外で打つと折れることや、割れることがあるため扱うにはある程度の技術が必要だと言えます。
折れてしまう
金属であればほとんど折れないのに対し、木製バットでは立った一球で折れてしまうことがあります。
さらに折れることにより買う回数も増えるため、確実に木製のほうが金属よりもお金がかかります。
金属バットの種類にはどんなものがあるのか?
今回取り上げる種類は超々ジュラルミン硬式素材とアルミ合金です。
・超々ジュラルミン
比較的重く、丈夫なものが多いです。
・アルミ合金
初心者の方が扱うのには適していると言えます。理由は芯が広く扱いやすい金属バットですが、アルミの軽さが加われば使いやすさももちろん上がります。
ただ、力があるかたは逆にアルミだとスイングスピードがあり、ボールをつぶしてしまう印象があるのでジュラルミンを使う方がいいと考えられます。
木製バットにはどんな種類があるのか?
金属バットに比べ、木製バットには多くの種類があります。おそらくプロ野球を見たことがある方はいくつか聞いたことがあるかもしれません。
例を挙げると、アオダモがあります。これは材質が柔らかいのが大きな特徴です。しかし、オールスターゲームの前にアオダモの植樹が行われるように不足しているのが懸念点でもあります。
次に紹介するのはホワイトアッシュです。これはかなり有名な種類ではないでしょうか?海外で人気があり、アオダモよりは硬いのが特徴です。
次に紹介するのはメープルです。特徴は硬くパワーがあることです。番外編として、竹バットも紹介します。竹は非常に丈夫でしなります。
ただ打球が飛びにくく、芯以外で打つとかなり手がしびれます。私自身も高校の時に練習で使用していました。かなり手が痛かった経験があります。
なぜプロ野球選手は木製を使っているの?
野球を知っている方なら一度は考えたことがあるのではないでしょうか?なんで大人は木製を使っているのだろうと。
正解はありませんが多くの考え方があります。大きな理由として安全のためという考えがあります。
金属よりも木製のほうが打球は飛びにくいことが分かっています。そのうえでプロ野球選手が金属を使うとどうなるでしょうか?おそらく今でも危険と隣り合わせの野球が今以上に恐ろしくなると予想できます。
例えば、ピッチャーライナーでは約18mの距離にいる投手に自分の投げたボールよりも早い打球が飛んでくる可能性が上がるのです。
さらにほかの理由としてはプロレベルになると金属バットが凹んでしまい扱えないという考え方もあるようです。おそらくスイングスピードや単純に力があることが扱えない理由の一つだと言えます。
なぜ高校野球は金属バットを使用しているのか?
高卒でプロ野球選手になる方はプロ1年目の選手と1年しか変わりません。それなのになぜ高校野球は金属バットを使用しているのでしょうか?
これに対する考えとしてコストを抑えるという考え方があります。実際に木製や竹バットを使って練習をしているチームも多数あるので金属バットから木製バットに変わっても対応できると思いますが、試合や実践では練習以上にバットに当てることが重要になります。
そのため練習ではバットを折らないように意識できても試合ではできません。そのためバットが折れ、その都度買わなければなりません。
さらに高校野球はあくまで部活動の一環でありビジネスではありません。そのため、プロのようにどんどんお金を使うことができません。コスト削減のためにも木製を使わずに金属を使うという考え方が主流です。
なぜ高校野球などの練習では木製や竹バットを使うの?
この問いにも多くの考え方がありますがここでは2つ取り上げます。
1つは芯でとらえる練習をしてスキルアップを図るということです。練習ならミスを恐れず強く降ることができます。そのうえで竹バットのような芯の小さいバットを使えば自然と芯でとらえる力が身につきます。
次に考えられるメリットとして進学に備えられるということがあります。プロ野球を目指す人や進学先や就職先で野球をする人は硬式であれば木製バットに変わる人が多いと言えます。
そのため高校の方針もありますが練習から木製や竹を取り入れステップアップを図ることが理由だと考えられます。実際に私の高校でも素振りやバッティングでは一年生の頃から使用していました。
高校野球で人気のメーカーや種類は?
ここからは少しマニアックな内容になります。高校野球で人気のメーカーや種類についてです。今回は5種類紹介します。
1つ目はミズノのVコング02です。これはかなり人気のあるモデルで私の所属していたチームでも頻繁に使っていました。
2つ目はSSKスカイビート31Kです。実際に私が使った感想としては単純にスイングがしやすい印象がありました。また、もともと巻いてあるグリップの感触が良くチーム内でも人気がありました。
3つ目はZETTのゼットパワー2ndです。このタイプも甲子園大会でよく見ます。
4つ目はSSKネオフライト21です。これはややグリップが太い印象があります。自分の好みに合ったグリップでバットを選ぶのも楽しいと思います。
5つ目はミズノJコングです。これも非常に人気のあるバットの1つです。
まとめ
今回は木製バットと金属バットの違いについてというテーマでした。
どちらにもメリット、デメリットがあるので理解したうえで使用することが大切だと思います。体が出来上がっていない小学生や体格の小さい人は金属バットから使い始め、慣れてきたら木製バットや竹バットに挑戦するのが主流です。
中には小学生のころから木製に挑戦する人もいますが、手のしびれや打球のはじき方が違うのでそこは注意が必要です。
皆さんがあこがれの選手がどんなバットを使っているか調べるのも野球が上達する一歩だと思います。最後までご覧いただきありがとうございました。