会社で働いていると、いろんなストレスがたまりますが、その中でも「自分の仕事量だけが多くて不公平に感じる」というストレスは大きいものです。
同僚とそんなに給料は違わないはずなのに、自分の方が明らかに多く働いているなら、それにはどんな原因があるのでしょうか?
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/youtuber-%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%AC%E3%83%BC-%E8%84%9A%E6%9C%AC-2838945/)
仕事が不公平になる原因① 仕事を断れない
考えられる原因として、まず最初にあげられるのが、あなたが人一倍正義感と責任感の強い方であることです。
責任感が強いため、仕事を頼まれると断れなかったり、誰にでもできる仕事をつい引き受けてしまったりしがちです。その結果、どんどん自分のもとにタスクが溜まっていき、同僚よりもかなり多い仕事量となってしまうのです。
本来自分がやる必要のない仕事まで引き受けてしまうのを、なるべく避けるようにしましょう。
仕事が不公平になる原因② 必要以上のクオリティにしようとする
責任感が強い人は多くの場合、与えられた仕事を相手の期待以上の完成度でやり遂げる傾向があります。あなたは他人にケチのつけられない程度までクオリティを高めようとするのですが、実は上司やクライアントが期待しているのは、あなたの仕事の60〜70%の完成度だったというのはよくある話です。
自分で自分にプレッシャーをかける完璧主義を気持ち抑え目にして、少し手を抜いてみてはいかがでしょうか。実は適度に手を抜いた程度が、他の人にとっての標準レベルかも知れませんよ。
仕事が不公平になる原因③ 頼られすぎている
仕事を任せる側の視点に立ってみると、他人に丸投げするというのはなかなか不安なものです。そこで、物わかりが良くてコミュニケーション上の齟齬が少なかったり、仕事が早い方に任せた方が安心なのでつい、できる人に仕事を振ってしまいがちという実態があるかも知れません。
あなたが職場でできる人認定されている場合、それが原因で仕事量が増えている可能性があります。この場合も、仕事を引き受けすぎないことが対策になります。
仕事が不公平になる原因④ 上司が仕事をしていない
ここまでは、あなたが責任感の強い方である場合を想定しましたが、残り2つの原因は職場に原因があるというものです。
そのうちの1つとして、仕事を割り振る上司やプロジェクトマネージャーに当たる人があまり仕事をしていないというケースがあります。
管理職にあたる人で、現場にいる特定の人に負荷がかかっていないか監督すべきポジションですが、この人があまり現場や現場の人を見ていない場合、適切な仕事の割り振りができていません。
このケースに関しては、上司が異動になるか自分が別の職場に移るしかないので、転職を検討してもいいでしょう。
仕事が不公平になる原因⑤ 同僚が少ない
最後も、職場が原因のケースです。あなたが専門性の高い特殊なスキルを身につけていて、それを代替できる要員が同じ職場にいないまたは少ない場合です。
誰にでもできる仕事ではないので、必然的にあなたのもとへ仕事が集まってしまいます。そして、それほどではない仕事量の同僚たちを見て、あなたは不公平感を抱いてしまうでしょう。
こうした場合にも、同じ職種の人が多く在籍するなど、より労働環境の良い職場に移った方があなたの満足度は向上する可能性が高いです。転職を検討しましょう。
仕事が不公平と感じるなら人に仕事を任せてみよう
上で紹介した原因のうち、あなたが「仕事を断れない」「必要以上のクオリティにしようとする」「頼られすぎている」というケースにあたる場合は、現在職場に在籍しながら状況を改善できる可能性があります。
あなたの責任感が強すぎることが原因なので、少し手を抜いてみたり、積極的に他の人に仕事を割り振ったりしてみましょう。責任感が強いことは大きな強みですが、時として自分を苦しめる原因になってしまうことがあります。
もしかしたら同じ職場内で手持ち無沙汰になっている同僚がいるかも知れませんし、その方に仕事を任せることができれば、2人とも仕事に対する満足度が上がりますね。
仕事が不公平と感じるなら転職を検討するのも
もし「上司が仕事をしていない」「同僚が少ない」ケースに当たる場合は、現在の職場に在籍しながら現状を改善することは少し難しくなってきます。転職を検討し始めて良いでしょう。
もしあなたがエンジニアやマーケター、デザイナーなど特殊なスキルの持ち主なのであれば、専門の転職エージェントのサービスが今は発達しているのでぜひ利用してみると良いでしょう。
それ以外の営業などの職種でも、業界によっては転職エージェントを利用できます。業界知識が豊富だったり、転職にあたって必要な手続きを大幅に代行してくれたりするので、非常に心強いパートナーになりますよ。
仕事が不公平と感じるなら個人で稼ぐスキルを身に付けよう
副業が解禁される企業も増えてきて、業務時間外で副業を始めるサラリーマンが珍しく無くなってきています。
一口に副業と言っても、様々な種類があります。アルバイト以外にも、Webライターやせどりは特殊なスキルがなくても思い立った日から始めることができます。また、ブログやアフィリエイトなどは稼げるようになるまで少し時間がかかりますが、稼げるようになったら1つの収入の柱にもなる可能性のある副業です。
サラリーマンのうちに少しずつ副業を始めておき、個人で稼げる目処が立ったら退職するなどの選択肢もあります。
終わりに
今回は、仕事が不公平になる原因として考えられるものと対処法を紹介しました。仕事が集まってくる人は職場で頼られているケースが多いですが、明らかに不公平な場合は何かアクションを起こさないと現状を変えることができません。
今回紹介した方法を参考に、できる対策から始めてみてください。今行動を起こすことで、半年後の自分が現在の自分に感謝してくれるかも知れませんよ。それでは!