(トップ画像出典:https://www.pakutaso.com/20140720195post-4355.html)
人生において避けては通れない道「ジェットコースター」。友達や恋人と遊園地に訪れた者の壁として多くの「ジェットコースターNG人間」を悩ませてきました。
そんな中、多くのビビりを泣かせてきた絶叫マシンの宝庫「富士急ハイランド」にいまこそ立ち向かう時が来ました。この記事には「ジェットコースターNG人間」から生まれ変わりたい勇者のために難易度や乗り心地、感想や対策ポイントを記します。
みんなが「乗ろうぜ!」と言っている中「怖いから」という理由でパスし、みんなが帰ってくるまで一人で虚無の時間を過ごす。そんな人生とおさらばしてしまいましょう!
大前提:ジェットコースターの落下の恐怖を軽減するコツ
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ジェットコースターの落下の恐怖を軽減する方法はずばり「上を見続けること」です。
ジェットコースターにおいて、多くの人が怖いと感じるのが落ちているとき。これにはちゃんとからくりがあるのです。
人間の耳には「三半規管」というものがあり、これがジャイロセンサーのように人間の体にかかる力の方向や速度を感じ取っています。目をつぶっていても落下していることや回転していることを感じるのはこの三半規管の働きによるものです。
また、人間は視覚から7割の情報を得ています。「落下している」という情報と三半規管が感じる落下の動き、そしてジェットコースターによる緊張が組み合わさってあの恐怖は生み出されているのです。
一見「目をつぶればいいじゃないか」と思うかもしれません。これはやってみるとわかるのですが、目をつぶっていて周囲からの情報がない状態はかなり恐怖が増します。お化け屋敷が暗いのと同じ原理です。
一回でいいので、落下の際に上を見続けてみてください。必ずやあなたの絶叫マシン克服にお役に立てることでしょう。
高飛車 絶叫度★★★ 落下恐怖度☆☆
直角を超える角度での落下が有名な名物コースター「高飛車」。しかし、意外にも見た目のわりに怖くありません。理由は「落下スピードが速くない」うえに「角度が急すぎる」から。
高飛車には恐怖演出としてなんと落下が始まるギリギリのところでストップするというギミックがあり、落下が始まるのはなんと7分目ほどから。重力に任せた自由落下なのでほとんどスピードが出ず、身構えすぎていると拍子抜けするほど。
また、人間は斜めに落ちると恐怖感を感じるのですがあまりにも角度が急すぎると大して恐怖を感じません。ループコースターのループ部分が大して怖くないのと同じような感覚です。ハーネスもしっかりしておりびくともしません。
高飛車の恐怖ポイントは「垂直落下以外」。道中の容赦ない坂やスクリューは「これさえ乗れれば他はなんてことない」と思わせるのにぴったり。まさに準備運動用のジェットコースターであるといえます。
ド・ドドンパ 絶叫度★★★★ 落下恐怖度☆☆
富士急ハイランド入り口にて、轟音にて出迎えてくれることでおなじみの絶叫マシン。以前の「ドドンパ」から進化しさらなるスピードを手に入れてしまいました。
- スピードは172㎞から180㎞へ
- 最高速度への到達時間は1.8秒から1.56秒へ
世界最大加速を追求したこのコースターは発射時に3.75Gの重力を与えます。全長1244mという長いコースにもかかわらず、その超スピードが故にわずか1分ほどで完走するというとんでもない代物です…。
「ド・ドドンパ」の恐怖ポイントは「発射直後」。前進移動にもかかわらずあまりの速さから落下しているのと同じ恐怖を覚えます。そのMAX値は高飛車に勝るほど。
しかし、それも一瞬。1秒後には超スピードが生み出す清々しさの虜になっていることでしょう!道中にはちょっとした落下ポイントや一回転のループがありますが、最初さえ乗り切れば誰でも楽しめる絶叫マシンです!
FUJIYAMA 絶叫度★★★★ 落下恐怖度☆☆☆☆☆
キング・オブ・コースターの名をほしいままにする「FUJIYAMAコ」。コース全長2045m、搭乗時間は3分36秒という超大型コースターです。
最後部は79m地点もの高さにあり、ゆっくりとじらすように登っていきます。富士急ハイランドのどのアトラクションよりも高く、まさに「フジヤマ」。天気の良い日なら美しい富士山を見ることができます。
FUJIYAMAの恐怖ポイントは「落下」。79m地点からから地上すれすれまで時速130㎞で落ちていきます。これは地上20階建てのビルから飛び降りるのと同じくらいの恐怖。スクリューや180°旋回するターンも他の絶叫マシンに引けを取りません。
ええじゃないか 絶叫度★★★★★ 落下恐怖度☆☆☆☆
全長1153メートル、最高速度126㎞というスペックに加え、垂直落下やループ、さらに宙ぶらりんの座席が回転するという恐怖要素をこれでもかと詰め込んだ絶叫マシンです。
絶叫マシンでは飽き足らない人々のために作られた意味の分からないこのコースターはなんと全14回転で、開業当時世界記録に認定されました。あまりのスクリューと回転の多さに、自分が今どうなっているのかがわからないほどです。
ええじゃないかの恐怖ポイントは「背面への落下」。回転によって後ろ向きの状態で垂直に落下します。足元に何もなく宙づりという状況も恐怖を倍増させます。
おわりに
今回は富士急ハイランドの「4大コースター」を紹介しました。この記事が皆さんの絶叫マシン克服に一矢報いることができれば幸いです。
この4つに乗ることができればもはや敵なし。素敵なひとときをお過ごしください!