粘り気のあってふわふわの触感の山芋は美味しいですよね!食感を楽しむために煮物にしてもいいですし、とろろにしてもいいですすね!実は山芋は食材としてだけでなく、漢方薬としても使用されていたほど効能の多い植物なんです。
しかし、山芋ならではの特有の悩みは無視はできません…根菜類と聞くと気になるカロリーや、アレルギーが心配になる方も多いでしょう。
1日どれぐらいを目安に食べたらいいのか。どういう事に気を付けて食べたらいいのか。今回は山芋がいかに優れた食べ物なのかを紹介しつつ、山芋の効能や山芋に関する疑問に答えていきます。
- 山芋を食べることで得られる栄養素と効能
- 山芋を食べることで太るのかどうか
- 山芋を食べるときに注意すべき2つのポイント
この記事は5分で読むことができます!ぜひ最後までお付き合いください!
(トップ画像出典:執筆者撮影)
山芋は栄養素たっぷり!山芋を食べることで得られる8つの効能を紹介!
山芋は古くから漢方薬でも使用されている食材で、「山薬」と呼ばれています。別名は「山のうなぎ」と言われるほど、栄養価の高い食材でもあるんです。
山芋にはビタミンBにビタミンⅭ、鉄分、カリウム、マグネシウム、亜鉛など日々の中で欠かせないうえに普段の食事で摂取しづらい栄養素が豊富に含まれています。
これらの豊富な栄養素が、滋養強壮や下痢止め、血糖値の降下、消化・吸収の促進、老化防止・抗酸化作用、免疫力の向上、男性穂ルモンの増強などに役立つわけです。まさに薬の名にふさわしい圧巻の効果を得ることができるわけです。
他にもムチン、アミラーゼ、ジアスターゼ等の消化酵素も摂取することができます。アミラーゼやジアスターゼは、食物内のデンプンや糖質を分解し消化しやすくします。
「とろろ麦飯は何杯食べても腹を壊さない」と言われていますがこれは山芋に含まれる酵素が消化を良くしてくれているからできた言葉なのですね。消化を良くする事で、消化に使用するエネルギーを抑え、抑えた分のエネルギーを体の修復や免疫の為に使う事が出来ます。
芋類は太りそう…山芋を食べると本当に太るの?
「根菜類は太りそう」と不安に思っている方も多いでしょう。結論から言ってしまうと、山芋が太る原因になるとは考えにくいです。
山芋も色々と種類があり、自然薯、長芋、イチョウ芋、大和芋などがあります。100g当たりのカロリーを見てみると、一番高い大和芋は123kcal。そこから自然薯の121kcal、イチョウ芋の108kcalと続き、一番ローカロリーな長芋の65kcalとなります。
白米の100gのカロリーが168kcalとされていますから、比べるとかなりヘルシーな食材であると言えます。山芋自体のカロリーは低いため、体重増加にはつながりづらいですね。
しかし注意していただきたいのはとろろ。とろろと他の食事との組み合わせは、美味しい上に柔らかくて食べやすいため、自然と噛む回数が減ってしまいます。
噛む回数が減ると、満腹感を感じにくくなってしまいます。一緒に食べる炭水化物の量が増えれば、摂取カロリーも増えてしまいますね。よく噛んで食べることを意識しましょう!
いくら美味しいとはいえ、食べすぎはよくありません。山芋は一日にどのくらいの量を食べるのが適切なのでしょうか?
山芋は一日に50g食べれば十分に栄養を採る事が出来ます。とろろにする場合は100gほどあれば十分でしょうから、それを目安に食べることをお勧めします。
山芋を食べるときに注意することは?気を付けるべきポイントを2つ紹介!
美味しくて栄養価も高い山芋ですが、注意すべき点が2点あります。いったいどういった事に注意して食べればいいのでしょか?
山芋アレルギーに注意!
一つ目は、アレルギー症状です。手が荒れる・かゆくなるなど疑わしい症状が出た時は、山芋のアレルゲンを持っている可能性があります。一度アレルギー検査を実施し、自身のアレルゲンを把握しておくとよいですよ!
加熱すると効能が減ってしまう!
二つ目には、山芋の消化酵素は熱に弱いという事です。山芋に含まれる消化酵素として紹介したアミラーゼやジアスターゼは、熱に弱く、60℃以上の温度で効果が無くなってしまいます。
現代人が摂取しにくい消化酵素を無駄にしないためにも、生食がおすすめです。すりおろしてとろろにしたり、一口大に切ってサラダや漬物にして食べるなどの食べ方がおすすめです!
まとめ
今回は山芋を食べる栄養素やそれがもたらしてくれる効能などのメリットと、アレルギーや噛む回数が減ってしまいがちというデメリットを紹介しました。
しかし、今回の内容で分かった通りデメリットはほとんどありません。日本の食事に合う優しい味わいの山芋は、美味しいだけでなくきっと様々な点であなたを助けてくれるでしょう。
是非、積極的に日々の食事に取り入れていくと良いですね。バランスよく山芋を食べる事を心がけましょう。