「webデザイナーは飽和しているって本当?」という疑問を抱えている人も多いでしょう。
webデザイナーは華やかなイメージがあり、とくに女性から高い人気を集めています。ただ、せっかくwebデザイナーを目指して勉強をしても、仕事が見つからなかったら辛いですよね。
この記事では、webデザイナーは飽和しているのか、生き残るためにどうしたらいいのかについて紹介していきます。webデザイナーとして仕事をしたいと考えいている人は、ぜひ参考にしてみてください。
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3107443?title=色えんぴつ%E3%80%80コピースペース)
webデザイナーは飽和しているのか?

結論からいうと、レベルの低いデザイナーは飽和している状態です。バナーやロゴ作成などの軽い仕事は、ツールの発達などで知識のない人でもある程度できてしまうからです。
実際、ランサーズではロゴのコンペに数十件の提案があります。ここから選んでもらうのは至難の技でしょう。副業やお小遣い稼ぎレベルでもかなり厳しいです。
生計を立てるなら、webサイト制作のデザインを請け負う形になります。しかし、今やwebサイトをもっていない企業の方が珍しいでしょう。
仕事の総数が減っているので、スキルのないデザイナーは仕事を受けられません。webデザイナーとして食べていきたいのであれば、スキルを高めていく努力が必須です。
現在webデザイナーとして働いている人の実情

現在、webデザイナーとして働いている人は、会社に就職している方が多いです。かつてwebサイトは作り込んでいくものでしたが、現在は少し事情が違います。
仮の状態で早めに公開してしまい、データを取りながら常に改善するスタイルに変わっています。そのため、会社に常駐する人が増えているのです。
また、デザイン以外の仕事も請け負っていることも多いです。デザインのみでは仕事量が確保できないため、サイト運営を任されるということもあります。
「自分はデザインだけで食べていきたい!」という場合には、自分のデザインがブランド化するほど高い評価を得る必要があるでしょう。残念ながら、あまり現実的ではありません。
webデザイナーが飽和していても将来性はある?

スキルを伸ばし続けられる人には、将来性があるでしょう。時代の流れが早いので、スクールで学んだ知識だけで一生食っていけるなんてことはありません。
これはデザインやweb業界に限らない話です。安定して仕事をしていきたいのであれば、勉強し続けることがどうしても必要です。
デザインだけでなく、付随する業務の勉強もやる必要があることも、覚えておきましょう。
飽和に負けないwebデザイナーを目指すなら

飽和に負けずに、webデザイナーとして活躍したいのであれば、他のスキルも身につけていきましょう。
デザインと違うスキルを掛け合わせることで、希少性のある人材を目指します。おすすめは以下4つです。
- UI/UXの知識を身につける
- プログラミングの知識を身につける
- マーケティング知識を身につける
- サイト運営で成果をあげていく
それぞれどんな戦略になるのか、次章以降で解説していきます。
飽和に負けないwebデザイナーを目指す①UI/UX

UI/UXは、簡単にいうと、ユーザーが使いやすいデザインのことです。webサイトで収益が上がりやすい導線を作るというイメージをもってもらえればよいです。
美しいデザインやキャッチーなデザインを作るだけでなく、webサイトの収益化に貢献できます。そのため、報酬額を上げていける可能性があります。
ただ、webサイトの収益化はコンテンツの質からも影響を受けるものです。コンテンツは常に増やしていくものですので、「デザインのおかげで収益アップした」という因果関係を明らかにできません。
必ず報酬アップできるわけではありませんが、身につけておくことでデザイナーとしての人材価値は上がるでしょう。
飽和に負けないwebデザイナーを目指す②プログラミング

webデザイナーの大きな仕事は、web制作をする際のデザインです。そのため、デザインを形にしていくプログラミングスキルを身につければ、引き受けられる仕事の範囲が広がります。
ただ、プログラミングもAIによる自動化が進んでいる領域です。とくにHTML・CSSはすでに自動化が行われています。
HTML・CSSはデザインをサイトに反映するために使う、プログラミング言語です。
そのため、プログラミングを勉強するにしても、HTMLやCSS以外の知識を身につけていく必要があります。
サイトで会員登録をできるようにするなど、サイト上のシステムを構築できる言語を学ぶとよいでしょう。代表的な言語は、Ruby、Python、JavaScriptです。
もちろん、これらの言語もAIで自動化されるリスクもあります。しかし、複数言語を組み合わせるような複雑なシステムが自動化されるのは、もう少し時間かかるでしょう。
飽和に負けないwebデザイナーを目指す③マーケティング知識

webデザイナーの報酬は、webサイトで発生する収益によって支払われます。そのため、webサイトの収益を高めるマーケティング知識は、強力な武器になります。
実際、会社に勤めているwebデザイナーは、マーケティング領域の業務も行なっていることが多いです。
事前にマーケティングの知識をもっておけば、就職も有利ですし、個人で働く場合にも取れる仕事が増えていきます。
知識と経験が積み上がれば、マーケティングのコンサル業をすることも可能です。コンサル業務で稼ぎつつ、デザインの仕事を続けられるでしょう。
飽和に負けないwebデザイナーを目指す④サイト運営

webデザイナーとしての知識を生かして、自分のサイトを運営するのもよいでしょう。あなたのデザインをアピールすれば、サイトから仕事依頼を受ける可能性もあります。
また、サイト自体を収益化できれば、さらに収入が安定します。
サイト運営には、ライティングスキルやマーケティングスキルも必要です。身につけるのは大変ですが、紹介した戦略の中では安定性が高い方法と言えるでしょう。
まとめ 飽和に負けないwebデザイナーを目指そう

飽和に負けないwebデザイナーの目指し方を紹介しました。webデザイナーの仕事は、AIによる自動化の影響で減っていくとの見方が強いです。
webデザイナーとして収入を得ていくためには、他のスキルとの掛け合わせが必要です。
- UI/UXの知識を身につける
- プログラミングの知識を身につける
- マーケティング知識を身につける
- サイト運営で成果をあげていく
この記事では、以上4つを紹介しました。それぞれ向き不向きがありますので、基礎的な知識を調べてみて、自分に向いていそうな選択肢を選んでみてください。