webデザイナーの独学に必要な期間は、平均6か月だと言われています。この期間は1日に当てられる時間や得意不得意によって変わってくるので、あなたにあった勉強計画を立てることが重要です。
この記事では、独学期間のスケジュールや勉強方法について紹介します。最後まで読めば、何をどんな順番で学んだらよいのかがわかりますよ。
独学でwebデザイナーを目指したい人は、ぜひ参考にしてみてください。
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3581537?title=黒板と勉強)
webデザイナーの独学期間は人それぞれ

すでにお伝えしましたが、webデザイナーになるための独学期間は平均して6か月です。たとえば、1日8時間を週5でできる人は、4か月でも習得できる可能性があります。
逆に、働きながら勉強する人は勉強期間が長くなります。平日1〜2時間、土日5時間ほどであれば6か月〜1年くらいが目安になるでしょう。
6か月はあくまで目安ですので、1日に確保できる時間からかかる期間を逆算してみてください。勉強計画を立てる場合には、余裕をもってスケジュールを組むことをおすすめします。
まずはゴールを明確にしよう!独学でどのレベルを目指すか

この記事では、仕事を自分で受注できるレベルをゴールにしています。仕事を受注するときに求められるのは、一通りの作業ができるスキルです。
クオリティは、仕事を受注して経験しながら上げていけば問題ありません。
クオリティは無限に追求できるので、クオリティを重視していてはいつまで経っても勉強が終わらなくなってしまいます。
とりあえずは一連の仕事の流れを覚えて、仕事を受注できるレベルまで持っていきましょう。
webデザイナーの仕事の流れ

独学で身につけるべき、仕事の流れを確認していきましょう。まずは流れを頭に入れて、「こんなスキルを身につければいいのか」というイメージをもってみてください。
webデザイナーの仕事は、以下の流れで進んでいきます。
- 仕事内容の確認
- デザインを決める
- ツールを使ってデザインする
- コーディングをして形にする
コーディングはプログラミングのことです。プログラマーの仕事であることもありますが、現在はデザイナーがやることも多いです。
身につけておかないと、仕事受注できる案件が限られてしまいます。仕事を始める前に覚えておくことをおすすめします。
webデザイナーの独学期間はこんなスケジュール

独学のゴールと学ぶべきことがわかったところで、独学のスケジュールを確認していきましょう。
平均的な勉強期間である6か月なら、おおよそ以下のスケジュールで勉強していきます。
- 1か月目:デザインの基本
- 2〜3か月目:デザインツール
- 3〜5か月目:コーディング
- 5〜6か月目:ポートフォリオ
webデザイナーの仕事に必要なスキルを身につけつつ、仕事を獲得するためのポートフォリオ作りまで行います。
この時点では「コーディングって具体的に何するの?」「ポートフォリオって何?」という疑問があっても大丈夫。
次章以降で、それぞれの勉強の仕方を紹介していきます。おすすめの本や勉強に役立つサイトも取り上げていますので、活用してみてください。
webデザイナーの独学期間①デザインの基本

まずは、デザインの基本を学びましょう。どんな配色がきれいなのか、文字のフォント選びはどうしたらいいのか、といった知識です。
あなたが実際にデザインを考えるときの基盤になります。デザインの基本はテクニックではなくて原理原則です。原理原則の勉強には、体系的に学べる本がおすすめです。
デザインの基本を学べる初心者向けの書籍を紹介します。
ノンデザイナーズブック
デザインの基本がわかりやすく解説されている良書。基本を使った実際の作品例も見られるので、基本をどう活かせばいいのかがわかります。
よい例と悪い例が記されているので、初心者でも理解しやすいです。また、仕事中にデザインで悩んだときにも、振り返りやすくおすすめです。
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なるほどデザイン
Amazonでベストセラーになっている本です。イラストや写真が多く使われており、感覚的にデザインを理解できるため、初心者でも読みやすいです。
とくに言葉での理解より感覚での理解が得意な人におすすめの一冊。
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webデザイナーの独学期間②デザインツール

デザインの基本を理解したら、webデザインに欠かせないツールの使い方をマスターしましょう。デザインツールで、webサイトの構成(レイアウト)を決めたり、画像を加工したりします。
ツールにはさまざまなものがありますが、王道はPhotoshop(フォトショップ)やIllustrator(イラストレーター)です。
PhotoshopとIllustratorは、Adobe(アドビ)社が提供しているツールです。Adobe社の公式サイトでは、それぞれのチュートリアル動画が無料で公開されています。
文字での解説もついているので、あなたが理解しやすい方を使ってみてください。チュートリアルが公開されているページをブックマークしておけば、すぐに勉強に使えますよ。
webデザイナーの独学期間③コーディング

コーディングは、作ったデザインを実際のWebページに反映させる作業です。建設にたとえると、設計図を元に組み立てを行うイメージですね。
webデザインに必要な言語は、HTMLとCSSの2つ。「プログラミングって難しそう…」と感じるかもしれませんが、HTMLとCSSは比較的わかりやすい言語なので、安心してください。
勉強にはProgate(プロゲート)という学習サイトがおすすめです。スライドで必要な知識を確認したあと、ガイドに沿ってプログラミングしていきます。
最初のレッスンは無料で使えるので、まずは「HTML・CSSの初級コース」から始めてみましょう。ちなみに、無料レッスン後は月額980円で学び放題。HTML・CSS以外の言語も学べますよ。
webデザイナーの独学期間④ポートフォリオ

実際にデザインに必要なスキルが身についたら、ポートフォリオを作りましょう。ポートフォリオとは、あなたの実績をまとめたものです。
実績といっても、練習で作ったサイトを載せても大丈夫。あなたができるデザインのレベルが伝わればよいのです。
webデザイナーのポートフォリオを作る方法については、以下の記事で解説しています。勉強がひと段落したら、ぜひ参考にしてください。

「webデザイナーになりたいけど、独学期間長すぎ…」

ここまで、webデザイナーの独学期間について紹介しました。しかし、「独学期間は長い。やる気が続かないかも…」と不安を感じた人もいるかもしれません。
効率よく学んで勉強期間を短くしたいなら、有料講座がおすすめです。有料講座なら自宅にいながら一人でできるので、独学と同じように自分のペースで進められます。
有料講座ならUdemyの「webデザイン入門オンライン講座」がおすすめです。スクールと比べて手頃な価格ですし、30日間の返金保証がついているので安心です。
興味がある方は、以下のリンクから講座の内容をチェックしてみてください。
まとめ|webデザイナーの独学期間は6か月を目安に計画を立てよう

webデザイナーの独学期間について紹介してきました。学習環境によって異なりますが、おおよそ6か月が目安です。
1日に勉強できる時間などを考慮した上で、勉強計画を立ててみてください。6か月なら以下のスケジュールを参考にしてください。
- 1か月目:デザインの基本
- 2〜3か月目:デザインツール
- 3〜5か月目:コーディング
- 5〜6か月目:ポートフォリオ
記事中では、学ぶべき内容やおすすめ書籍、勉強に役立つサイトなども紹介しました。ぜひ、活用しながら独学でwebデザイナーを目指してみてください。