この記事は、「webデザイナーは独学で目指せるのかな」「できればフリーランスになりたい」という人に向けて書いています。
独学でwebデザイナーとしてフリーランスを目指せるのか、必要なスキルや勉強方法を紹介。具体的な書籍名やサイト名を挙げているので、「なにから始めたらいいのか」がはっきりわかりますよ。
また、フリーランスとして仕事を取る方法についても触れています。「自分で仕事を取れるようになりたい」と感じている人は、ぜひ参考にしてください。
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1235373?title=説明する女性インテリアデザイナー16)
- webデザイナーのフリーランスになる前に知っておくべきこと3つ
- webデザイナーのフリーランスを目指す前に①収入が低い
- webデザイナーのフリーランスを目指す前に②マッチングが大事
- webデザイナーのフリーランスを目指す前に③納期が厳しい
- webデザイナーのフリーランスは独学でも目指せる
- フリーランスのwebデザイナーになるために必要なスキル3つ
- フリーランスのwebデザイナーを独学で目指す①プログラミング
- フリーランスのwebデザイナーを独学で目指す②デザインスキル
- フリーランスのwebデザイナーを独学で目指す③営業スキル
- より効率よくフリーランスのwebデザイナーを目指したいなら
- まとめ 独学でもフリーランスのwebデザイナーは目指せる
webデザイナーのフリーランスになる前に知っておくべきこと3つ

この記事を読んでいる人は、「webデザイナーとしてフリーランスになりたい」と思っているでしょう。
- 「デザインが好き」
- 「デザインに興味がある」
- 「パソコン1台で稼げるようになりたい」
- 「場所や時間を自由に決めて働きたい」
- 「人と関わらずにできる仕事だから選んだ」
以上のように人それぞれ、目指している理由があるかと思います。ただ、webデザイナーの実情を知らないと、実際になったときに後悔する可能性があります。
webデザイナーのフリーランスを目指すなら、以下3点を知っておきましょう
- 大きく稼ぎたい人には向いていない
- 仕事相手とのマッチングが大事
- 納期が厳しいこともある
以上3つは状況次第で解決することもありますし、「別にかまわない」という人もいるでしょう。
次章以降でそれぞれを解説していきます。あなたが目指したいwebデザイナーとしての働き方に合致するかどうか、考えながら読んでみてください。
webデザイナーのフリーランスを目指す前に①収入が低い

デザインは芸術的な側面が強いため、webデザイナーは収入が低くなりがちです。アーティストが成功する前の下積み時代に、苦労するのと似たイメージです。
デザインは世界観やひらめきがオリジナリティとなり、大きな価値を生み出します。オリジナリティを見つけることはデザイナーにとって大変でしょう。
「作業量がこれくらいだから報酬もこれくらいでいいよね」と、安く見積もられてしまいやすいのです。
オリジナリティが高く評価されれば収入も高くなりますが、そういった人はごく一部。「たくさん稼ぎたい」と感じている人は、webデザイナー以外の選択肢も検討した方がよいかもしれません。
webデザイナーのフリーランスを目指す前に②マッチングが大事

前章で「オリジナリティの評価次第で収入が変わる」とお伝えしました。オリジナリティの評価を上げるために大切なのが、相性がよい相手を見つけることです。
たとえば、ポップで親しみやすいデザインは金融や法律に関わるようなwebサイトには適していません。
あなたのオリジナリティを欲している相手が見つかれば、仕事も安定しやすく、収入も高くなりやすいのです。
webで情報発信をしている人や企業は、キャラクターイメージやブランドイメージを大切にしています。仕事を発注する側も、イメージに合う人材を求めています。
そのため、気に入ったデザイナーがいた場合には、社員として雇ったりフリーランス契約を結んだりすることが多いです。複数の人に依頼してしまうと、デザインの統一性がなくなってしまうからです。
見方を変えれば、完全にフリーなフリーランスの需要はあまりないとも言えます。もし、よいパートナーが見つかっても、時間的に拘束されるなど自由な働き方からは遠ざかってしまいます。
「自由に働きたい」という人は、webデザイナー以外の選択肢も検討してみましょう。
webデザイナーのフリーランスを目指す前に③納期が厳しい

webデザイナーの仕事は納期が厳しいこともあります。webライターとして活動している筆者が、webデザイナーの方と仕事をした経験から解説していくので、参考にしてみてください。
webライターはチームを組んで仕事をすることが多く、そのチームの中にwebデザイナーがいることもあります。わかりやすい記事にするための図解を作成するのが仕事です。
以前、筆者が関わっていたチームでは、月に30本ほど記事を納品していました。デザイナーは、ライターから依頼があったときに仕事をする形です。
記事によっては図解が必要ないこともありますが、1記事で5つ・7つなど多数の図解が必要な場合もあります。しかし、依頼される量に関わらず、webデザイナーの納期は3日で固定されていました。
「依頼が重なったら大変そう」と思う人も多いでしょう。もちろん、納期は受ける仕事によって異なるので、あくまで一例です。
「納期に追われるのは嫌だ」と感じる人は、仕事選びには細心の注意を払ってくださいね。
webデザイナーのフリーランスは独学でも目指せる

ここまで、webデザイナーとしてフリーランスを目指すときに知っておくべきことを紹介しました。あなたの目指す働き方が実現できるように、工夫してみてくださいね。
そして、webデザイナーとしてフリーランスを目指すときには、いくつか選択肢があります。
- スクールに通う
- 就職して現場経験を積む
- 独学をする
効率よく学びたいなら、スクールや就職がおすすめですが、独学でも可能です。独学は自分のペースで進められますし、試行錯誤によって自力が身に付きます。
フリーランスとして仕事を受ける場合には、自力で問題を解決する必要があります。その点、自力が身に付くのは独学の大きな強みでしょう。
「自力を身につけたい」という人は、独学でwebデザイナーのフリーランスを目指してみてください。
フリーランスのwebデザイナーになるために必要なスキル3つ

webデザイナーは独学で目指す場合には、仕事をするために必要なスキルを知っておく必要があります。
仕事を始めてから困らないよう、必要なスキルを網羅的に身につけましょう。webデザイナーとしてフリーランスになるために必要なスキルは、以下3つです。
- プログラミングスキル
- デザインスキル
- 営業スキル
デザイナーでもwebサイトの枠組みを作る最低限のプログラミング知識が必要です。具体的な言語としては、HTMLやCSSです。
そして、デザインの基礎やwebならではのデザインについての知識、ツールを使いこなすスキルが必要になります。
また、フリーランスとして活動するのであれば、仕事を獲得する営業スキルも大切です。
次章以降でそれぞれのスキルを身につけるための勉強法を紹介していきます。
フリーランスのwebデザイナーを独学で目指す①プログラミング

webサイトの骨組みと大まかなデザインを決めるのが、HTMLとCSSというプログラミング言語です。あなたが思い描いたデザインを形にするために必要なスキルです。
デザイン案だけを作り、プログラミングはプログラマーに任せる方法もあります。ただ、プログラミングで何ができるのかを知っておかないと、デザイン案も決めにくいため、身につけておきましょう。
また、プログラミングスキルがあれば、仕事の幅が広がり、収入アップも見込めます。webデザインで食べていきたいなら、必須のスキルと言えるでしょう。
Progateはプログラミングを学習できるwebサイトです。筆者も利用していますが、説明がわかりやすく、初心者が一人で学んでもつまずく心配がありません。
HTMLとCSSの基礎の基礎である部分は、無料で学べます。まずは、無料でHTMLとCSSの基礎を学んでみてください。
フリーランスのwebデザイナーを独学で目指す②デザインスキル
デザインの勉強をしたことがない人は、まずは本でデザインの基本理論を学びましょう。その後、webデザインの知識を学ぶことで、webデザインの特徴がわかりますよ。
デザインの学習におすすめな本は、以下3つです。おすすめな理由については、他の記事で解説しているので、よければそちらも参考にしてください。
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以上3つの本がおすすめな理由やそれぞれの本で学べる内容については、以下の記事を参考にしてください。

デザインの基礎が身についたら、webデザインに必須であるツールの勉強に移りましょう。代表的なツールは、PhotoshopやIllustratorです。
ツールの使い方は、動画で実際の操作画面を見ながら学ぶことをおすすめします。YouTubeにある動画などを活用して、使い方をマスターしてみてください。
まずは、それぞれのツールでどんなデザインができるのかを、知ることから始めていきましょう。
フリーランスのwebデザイナーを独学で目指す③営業スキル

いくら素晴らしいデザインスキルがあっても、仕事を取れなければ意味がありません。営業ノウハウを本やウェブサイトなどで学び、実際に営業することで身につけていきましょう。
営業スキルの勉強には、以下の本をおすすめします。フリーランスとして活動するための営業方法だけでなく、確定申告の知識や報酬未払いなどのトラブルへの対処法まで学べます。
フリーランスを目指すのであれば、必ず読んでおきたい1冊です。
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以上の本でも取り上げられていますが、仕事を獲得するためにはポートフォリオが大切です。ポートフォリオとは、あなたの実績をまとめたものです。
実際にあなたが手がけたデザインを公開することで、あなたのスキルやデザインの方向性を伝えられます。依頼する側も安心できるので、必ず作りましょう。
ポートフォリオの作成は、folioを使うと簡単にできます。機能に制限がかかりますが、無料でも利用可能です。まずは無料で利用してみて、使い勝手を確かめてみてくださいね。
もし、ポートフォリオなどを実践してもうまく仕事が取れない場合には、営業を他の人に任せるのもよいでしょう。
仕事の報酬を分けることになるので、手元に残るお金は減りますが、仕事を獲得する手間が省けます。
一度、自分で営業をしてみて、「どうしても営業が苦手」と感じた場合には、営業パートナーを見つけることも検討してみましょう。
より効率よくフリーランスのwebデザイナーを目指したいなら

ここまで、webデザイナーとしてフリーランスになるための独学方法を紹介しました。もしかすると、「本当に全部一人でやれるだろうか…」と不安になってしまった人もいるかもしれません。
もし、独学に不安があったり、実際にやってみて難しいと感じたりした場合には、オンライン講座がおすすめです。
オンライン講座なら、自宅にいながら一人で勉強できるため、独学と同じように自分のペースで学べます。しかも、カリキュラムもあるので、効率よくwebデザイナーに必要なスキルが身に付くでしょう。
ちなみに、オンライン講座なら、世界最大級の規模を誇るUdemyがおすすめです。「webデザイン入門オンライン講座」なら、webデザイナーに必要な知識が学べますよ。
Webデザイン入門オンライン講座
まとめ 独学でもフリーランスのwebデザイナーは目指せる

フリーランスのwebデザイナーを独学で目指す方法について紹介してきました。独学する場合には、以下3つのスキルを漏れなく身につけるようにしてください。
- プログラミングスキル
- デザインスキル
- 営業スキル
記事中では、おすすめの本や学習サイトも紹介したので、ぜひ活用してみてくださいね。
また、「独学ってどのくらい時間がかかるの?」と疑問を感じている人は、以下の記事も読んでみることをおすすめします。
